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地域の次世代リーダーを育成する「熊本リーダーズスクール2023」開催決定! 〜熊本リーダーズスクール2022 の振り返りと今後の展望〜

一般社団法人自然基金(以下、自然基金)は、自然電力グループが開発した再生可能エネルギー発電所の売電収益の約1%を地域に還元するプロジェクト「1% for Community」に取り組んでいます。
 
2022年度は、地域コミュニティを牽引する次世代リーダーの輩出を目指す「熊本リーダーズスクール」を開催。株式会社インターローカルパートナーズが企画・主催し、一般社団法人合志農業活力基金と一般社団法人自然基金の後援で、2022年6月から2023年1月までに6回にわたり実施しました。2023年度も引き続き開催が決定し、現在受講生を募集中です。
 
今回は、同スクールの事務局メンバーが1年間にわたる活動を振り返り、印象に残っていることや今後の展望について語ります。


地域リーダーのやる気に火をつける、着火剤の役割を担う

▲企画・主催者であり講師の株式会社インターローカルパートナーズ代表取締役・山本桂司さん

「地域の課題を解決する事業を考えた時、『それを誰がやるのか?』というのは、どの地域でも起こりうる問題です。そこで、時間と予算をかけて人づくりをしようというところから、このスクールの企画がスタートしました。私たちが考えるリーダーは、俯瞰的に地域を見て、事業を通して収益をつくりながら地域を良くしていく人たち。リーダーズスクールは、そういった人材育成に特化しています」
 
「スクールの受講生は、業種や業態、年齢などはバラバラですが、『現状にモヤモヤしている、変わりたいけどやり方がわからない』という人が圧倒的に多いです。そういった疑問にぶつかるのは、自分たちの地域に対して真正面から向き合っている証拠。2期生の皆さんの最終発表は、ディスカッションや壁打ちを何度も繰り返して磨き上げられた企画内容で、私たちの想像以上の仕上がりで感動しました」
 
「このスクールは、あえて結果にコミットしていません。最終発表も、企画の是非を問う場ではなく、企画そのものを決意表明する場です。事業を始めるのにはタイミングもありますから。その分、スクールを通じてつながった人たちが、永続的につながっていきやすいと思います。第3期でも引き続き人づくりに注力しますが、リーダーズスクールは受講生の皆さんのやる気に火をつける『着火剤の役割』も担っています。火を絶やさないかまど作りも今後必要になってくると考えています」


社会全体の課題と目の前の課題、両方に向き合う事業計画に感動!

▲一般社団法人合志農業活力基金代表理事および自然電力株式会社事業企画部長・佐々木周

「私たちがこのプログラムを立ち上げた背景は、地域のさまざまな課題を解決するのは、行政や一部の大企業だけではなく、地域で活躍するローカルリーダーたちであると信じているからです。そうしたリーダーたちが学び合ってつながって事業をつくっていく。そんな場をつくっていきたいと思っています」
 
「事業をつくるときは、どんな社会を実現したいかという大きな課題意識と、目の前で向き合っている小さな課題を両方捉えながら進めていくことが重要です。2期の皆さんの最後のプレゼンテーションにはその両方が存在していて、短い期間で仕上げられていたのが本当に素晴らしいと感じました」
 
「熊本エリアは農業が盛んで、生産者自身が、自分で育てた豊かな食材を活用した飲食業などを展開し、そこに思いを持って活動していらっしゃる方が多いです。これはこの地域の強みだと考えています。そこで第3期となる2023年度は、『食』と『農』をテーマに開催します。興味がある方々、そして地域のリーダーの皆さんは、ぜひご一緒いただければと思います」


仲間と出会い楽しむことで、軽やかにアイデアが生まれアクションが進む

▲一般社団法人自然基金 熊本リーダーズスクール事務局 低引稔

「フィールドワークを通じて、参加者の皆さんが『自分の事業・プロジェクト』という観点から、『私達の事業・プロジェクト』に視点が変わったことが印象的でした。地域を変える最初の一歩は、リーダー1人からスタートするものですが、1人で背負いすぎたり、努力したりするだけでは広まりません。その道程で多くの仲間と出会い、何より楽しみながら進んでいくことをフィールドワークで体感することで、参加者の皆さんの肩の荷が降りて、軽やかにアイデアが生まれはじめ、アクションが進んでいったと思います」
 
「リーダーズスクールは、期を重ねるごとにコミュニティが広まり、参加者同士のプロジェクトが重なり合ってきています。来年度もますますコラボレーションを加速し、参加者以外の方々も巻き込んでいけるようなムーブメントにしたいです」
 
「リーダーズスクール参加者は多様性に富んでいて、経験豊富な経験者から、フリーランス、会社員、学生まで多様です。立場が違うからこそ学び合えますが、共通して持っているのは、『自分の大切な地域をより良くしたい・楽しみたい』というポジティブな気持ちです。そんな思いを持つ皆さん、ぜひ仲間に入って、共にアクションを作っていきましょう!!」


フィールドワークでの共通体験と他地域の実践例が、新たな化学反応を促進!

▲一般社団法人自然基金 熊本リーダーズスクール事務局 中川千春

「1期生と2期生の交流、受講生と事務局の交流から、新たなアクションが生まれてきたことが印象的でした。フィールドワークでの共通体験と他の地域の実践例を見て、新たな化学反応が促進されたと思います」

「1期では熊本県合志市からスタートしたリーダーズスクールが、第2期で熊本全域の開催となり、より多様な受講生が集まるようになりました。3期はテーマを『食』と『農』にすることで、どんなアクションが巻き起こせるか楽しみです」

「リーダーズスクールは、地域のため、人のために何かしたい、という人が集まる場です。講師や受講生との交流が新たなアクションへの起爆剤になると思います。チャレンジしたい人も、すでにチャレンジしている人も、ぜひご参加ください!」


取材しながら刺激を受け、第3期への受講を決めました!

▲一般社団法人自然基金 熊本リーダーズスクール事務局 撮影担当 山脇竜馬

「第2期の事務局メンバーに参加した当初は『事業』という言葉に対してどこか他人事で、いつか出来たら良いなと思っていました。 しかし、受講生の皆さんが『地元』『地域』のためにアクションを起こそうとしている姿・熱い想いに心動かされ、いつしか自分もやってみたい事業がぼんやりと見えてきました」
 
「熊本リーダーズスクールは経験豊富な講師陣に余すことなくノウハウを共有してもらえるのはもちろんのこと、同じように『地域』のために何かしたい仲間と刺激し合いながら活動できるのが魅力だと思います! 私もやってみたい事業を実現すべく、居ても立ってもいられなくなったので第3期は受講生として参加する予定です!ぜひ一緒にいろんな挑戦をしていきましょう!」


熊本リーダーズスクールとの出会いで、人生が大きく変わりました

▲一般社団法人自然基金 熊本リーダーズスクール事務局 ライティング担当 溝尻亜由美

「私はリーダーズスクールの1期生です。『地域のために何かしたいけど、どうしたらいいかわからない』。そんなモヤモヤした気持ちを抱えながら参加しました。いろんな地域ビジネスの形を学べたものの、2年前にスクールを卒業した時は事業を始めるという行動に移せずにいました」

「ご縁があって、第2期で事務局メンバーとして参加させていただくことになり、もう一度学び直すチャンスを得ました。今回は全ての学びを『自分ごと』として捉えることができ、やってみたい事業のかたちが具体的に見え始めたんです。そして、子育て世代の心のよりどころとなる場所をつくろうと思い至りました」

「現在、リーダーズスクールで出会った仲間たちと一緒に、子育て世代のためのカフェ開業に向けて準備中です。飲食の経験がない私が、カフェを開業することになるとは夢にも思っていませんでしたが、スクールに参加し信頼できる仲間と出会えたことで私の人生が大きく変わりました。とにかく行動してみることの大切さを、身をもって実感しています。『地域のために何かしたい』。そう思っている皆さん、まずは一歩を踏み出してみてください!」


熊本リーダーズスクールは2023年度、一般社団法人合志農業活力基金が主催し、株式会社インターローカルパートナーズと一般社団法人自然基金が企画することで開催することが決定しました。現在、受講生を募集中です。開催概要や申し込み方法は下記をご覧ください。
 
申し込みはこちら↓
https://forms.gle/y3sofhCkGFSWxTj49
 
【募集要項】
 
■対象
・熊本および近隣地域の事業経営者または後継者
・事業主体ではないがプロジェクトに関われる人
 
■参加条件
・全プログラムに通して参加できる(途中参加不可)
・食または農業に関わる事業やプロジェクトを通じて、地域をより魅力ある場所にしたいという想いがある
 
■募集人数
・20名程度
 
■受講費
・3万円(税込) +フィールドワーク費用
※体験コンテンツ費や宿泊費等のフィールドワーク参加費用、および現地への往復交通費は各自実費負担となります。
 
■募集期間
・2023年4月末まで
 
■お問い合わせ
株式会社インターローカルパートナーズ
https://interlocalpartners.jp
info@interlocalpartners.jp