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簡易セルフキャリアドックを開催してみた vol.6 やりたいことがわからない人のための本

どれだけ棚卸して自分を探っても、何をやりたいかを考えていくことって大変ですよね。言うたら、面倒臭い。

私の場合、推しが多くインドア趣味も多く、人付き合いが嫌いなために選択肢が狭く、だからこそ割と「こういう感じで生きていきたいな・・・」と考えることもできますが、特に趣味もないけど人と関わっていきたい・・・くらいの人だと選択肢多すぎて、かえってやりたいことがわからない・・・っていうことじゃないのかしらん、と思ったりします。

そんな時に読んだのがこの本です。

マーケターのように生きろ(井上大輔)

私はずっと人事なので、マーケティングとは縁遠いと思って生きてきましたけど、施策によってはマーケティング的思考は必要だな、とも思っていました。もう忘れましたけど、なにかのきっかけでこの本を手にして、いや、これは「MUST」に関する本だよね?と思ったわけです。

マーケティングとは、顧客、パートナー、社会全体にとって価値のある提供物を、創造し、伝達し、運搬し、交換する、活動・一連の組織・プロセスである。

アメリカ・マーケティング協会より/マーケターのように生きろ
  • 「自分表現」という呪縛を捨てて「相手からスタート」

  • 相手を理解し、その期待に応える

  • 人の役に立ち、自らの価値を高める。

もし自分がやりたいことがわからんと言うなら、環境が求めるものをちゃんと理解して、その期待に応えていったらええねん、という考え方です。
(本ではどうやって・・・についてちゃんと書いてますよ)

これやん、これ、MUSTで言うてることやん。
みんなMUSTを考えるのを嫌がりますけど、環境が期待するものを返していくことで自分の価値を高めるって言うのは、どこで働いててもどこで生きてても真理やんね。

私の場合は定年後を考える研修をメインに考えているし、そのココロは定年近くになってもモチベーションを落とさないようにさせたいってことなので、とっても重要です。

そもそも弊社は役職定年もないし、仕事が変わらなければ給与も変わらないんだから、モチベーション落とす意味がわからんねん。
よしんば役職定年がある会社で仕事が変わったとしても、会社が求めているのは健全なサクセッションなんだから、管理職ならばそこまで理解しろよ、と人事マンは言いたい。

もちろん、自分の価値観に照らし合わせ、そういう環境の期待と真っ向から衝突するのならば、自分の選択をよーく考えた方がいいけど、特に望むものがないのであれば環境の期待を受けとめて、それに応えていくことで自分の価値が上がる・・・と思うんだけどな。
これも理想論?

ま、一読の価値のある本だなと思うので、紹介してみました。
簡易キャリアドックの中でも、やりたいことがわからない人はこのように考えてみて・・・と触れています。

やりたいことがわからんのか、ただ行動力がないだけなのかわかりませんけど・・・。お金払って外部の講習に来る人はやる気もあるんでしょうけど、無料の社内研修だと、やる気のない人、他責の人もいるよね。
そういう人と話しているとスーと気持ちが引いてしまうのだが、やはりキャリコン失格?

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