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ミニマムになんか生きられへん

YouTubeでデスクツアーとかやってるのを何本か見ちゃったんです。そしたら、めっちゃ整理整頓されているんですね、机の上が。ガジェットにかけている金額はすごそうなのに、とにかく無駄なものがなさそう。
そういう動画をいくつか見てるとだんだんしんどくなってきて、「そういえば、わたし、無駄のない暮らし全般が苦手なんじゃないか?」と気がつきました。

みんなどうやってそんなに整理整頓できるの?


いや、もちろんYouTubeなので、カメラの後ろはごっちゃごちゃのはずです(断言)。大体、キーボードとかモニターとか、スピーカーなんかにも凝る方達なので、使わないガジェットとか山積してるはずです(再び断言)

でも問題は、美しい画面を見ている私の精神状態ですよ。
「これが現実のはずがない」「美しいのはこの部屋だけで、他はガジェットが積み上がっているはず」
要するに、信じてないんですね、ミニマムな生活を。 

たとえ近所にスーパーやコンビニがあって在庫が不要ですという方であったとしても、仕事用の机周りだけでも、増えるよね?モノは。
今、私の周りにもジャムの瓶を流用したペンたてに、ペン数本、シャーペン数本、鉛筆数本、マーカー数本、ハサミ、カッターが立ってます。あ、多い?これでも整理してんし。

にしても、無駄なものが何もない机なんて無理じゃないですか?
私の無駄とあなたの無駄は違うんだから、いつだって家には無駄が入り込んできますよね。いや、無駄ではない。実際お気に入りのペンはいつインクが切れてもいいように在庫が必要だし、仕事用の手帳も常にストックが数冊。気に入ったものは買っておかないと!ロルバーンのシマエナガ柄は見かけたら買わないとすぐなくなるわよ!(今見たらまだ在庫あった・・・)

ミニマムな暮らしができない


大きな家に住んでいるわけではないですが、モノが多いです。10年以上前のことですが新築マンションとして買ったときはちょっと頭が沸いてて、オーダー家具とか作ったよね。届いてみたらやたら重くて気軽に模様替えできないという。一応こだわってオーダーしたから処分しにくいしね。

いっとき凝ったフラダンスの衣装も納戸にしまいっぱなし。いや、だって今後高齢者になるので、いつ何時再開するかわからないじゃない、フラダンス。カルチャーセンターの人付き合いは面倒なんだけど、フラダンス自体は好きなのよ。そしてスカートとか、今作ると高いわよ。こりゃ捨てられん。

本や漫画も多いので、一部屋はブックオフみたいな壁になってます。古い漫画が多いから本屋というよりブックオフ。漫画は寝る前に布団で読みたい派なので断然紙派。
数年前に始めたギターも、大人になってから始めると怖いね。買っちゃう。エレキギター3本、アコースティック1本、クラシックギター1本、ベース1本。ウクレレ1本。ギターは本体以外の機材などなど増えていくのでめっちゃ怖いですね。

相反する理想と現実


ファイナンシャル・プランナー2級技能士の資格取りました。この度、AFPも登録しました。そんな私からしてみれば、この家はいわば無駄ばかり。

それは充分理解しているつもりですが、だからといって、ミニマムな生活の中で自分が幸せになる絵なんて見えません。
あんなキレイな机の上で、どんなアイデアが出るっていうんだ。
人が何か成長していくにはモノという情報が、刺激が必要なんじゃないか。

いや、そもそもアタマがいつも情報を求めるが故に、机の上がキレイすぎると更になにかを買い求めてしまう、「買う」「処分する」「買う」「処分する」の無限ループに陥るんじゃないか。
ミニマムな生活を信じられない背景には、こんな感じの葛藤があるような気がしています。ただの屁理屈さん・・・かもしれないですけどね。

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