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薄れる本能 2023/02/07の日記

 昨日の日記は今日あるいは明日には出します!深夜に書き始めてなんか長くなってしまったから………。このままダラダラ書かないままにはしたくないな。切実に。
 日記を書いたり歯を磨くのが日に日に遅い時間になってる気がして、最近それが生活リズムの乱れであると考えてます。逆を言えば日記書いて歯を磨く時間を早めれば生活リズムを改善できるということだ。たぶん。たぶんといえば今年もあと100回くらい「生活を改善しなくちゃな……」って日記に書きます。把握よろしくおねがいします。


カレーメシを初めて食べた。結構前からカレーメシはあったと思うけど今までずっと「まぁ今じゃなくてもいいかな」と敬遠してきた。今日の今日に食べるようになったきっかけはやっぱり目を引く「完全食謎パウダー」のデカい文字。日清はいつかからか広報とかデザイン部門をオタクが牛耳るようになって、売るものは変わらなくても若者にウケるコピーで売るようになった。謎肉とか僕たち側の言葉だったでしょ?それを公式が自分のものにするなんて……と思ったけどファン側のものを公式にするのはエンタメ業界では割と当然でした。まぁエンタメ業界ではそうでも食品業界では異端だと思うけど。

 「謎パウダー」、そんなネーミングが食品コーナーの棚に並んでいてもいいのだろうか。毎年起きる「えー!?あの芸能人が!?」みたいなニュースの引き金も言わば「謎パウダー」だぞ。
 普通、「謎パウダー」なんて書いてあるものは食品に入れない。でも僕たちは入れる。そこには「こちらは表示名には一定の驚きと疑いのニュアンスを含ませながらもあなた方のことは信用してますのでパウダー入れますよ。入れないとごはんが不味くなりますからね。納得してますよ」という日清と僕たちの間で言葉をかわさずにかなり複雑なやり取りがなされている。
 そういう納得を経てしまったがために、「謎」なんて書かれた粉を平気でこれから食べるものに投入している。本来ならこれはかなり本能的に気持ち悪いはずだ。
 メルロ・ポンティが「身体の反応も大事じゃないの」みたいなことを言ってしばらくしてようやく身体からの声に耳を傾ける世の中になってきたが、身体の奥底にある本能の声はは理性に押し殺されて聞こえないほどに小さくなってしまった。もう遅い。僕たちにはもう日清のユーモアを完全信頼してそのユーモアを身体に取り入れてしまうような理性しか残っていない。

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