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マガジンを作ってみたのだ

stand fm.で『傷だらけのラジオ』という自主制作番組を毎週やっている。
簡単にテーマを決めて、聴いてくれている人にレターを貰ったり貰わなかったり、本当は自分の立場で言っちゃいけない事とか脱線したりとかを繰り返しながら、なんやかんや2年くらいは続いている。

そこで先日、一緒にやっている伊瀬ハヤテという小説家も私も、「文章を書く仕事をしているのにnoteを放置してスタエフにかまけすぎている」という気付きを得た。
せっかく文章を生業にして、わりと更新したら読んでもらえることも多いのに、1回50再生くらいのラジオは続けてなぜ文章を続けられないのか。

単純に、「テーマとか決めて書くのだるい」「これは仕事ではないから気が引き締まらない」のだと思う。三日坊主が人間になったのが、私たちだ。
文章を生業にしたいという学生さんから、とてもキラキラした目で見られてしまうと申し訳ない気持ちに襲われる原因はこういう性格にあると思う。私たちは、大変に面倒くさがりで、めちゃくちゃサボりたがりのあんちくしょーなのだ。

だが、せっかく作ったアカウント、何かしらのアウトプットをそろそろしようということで、二人で話し合ってみた。そうして出てきたのが、このようなアイディアだ。

・ダイエット日記
(誰が読むんだろう)
・私の結婚までのカウントダウンエッセイ
(私は現在事実婚中で9月に入籍する)
・夫婦別姓について、異性の苗字に結婚して変わるということ
(これも私個人のこと。夫が私の苗字になってくれる予定)
・大人になって夏休みの絵日記を改めて描く
(絵を描くのが無理、と却下された)
・伊瀬のLOOK BOOK
(これは伊瀬が服に無頓着という理由から、服がぼろ雑巾になっていく様をタイムラプス動画みたいに日記で実況して欲しかった)
・傷だらけのラジオの放送を全部振り返る
(だるい&恥ずかしいから無理と却下された)
・皐月の子育て日記
(まだ子どもがいないし仕込んでもいないから却下した)

ざっとこんな感じに、なんだかnoteっぽいものが出てきたんだけど、「全てアイディアはいいけど、実際に手を動かすとなるとキツい」という理由でやんわり断られてしまった。
じゃあ、何ならできるんだ、ということで着地したのが「お互いに自分の糧になっている漫画を読みあって、感想をnoteにあげる」というものだった。

条件は「お互いに紹介する漫画の巻数は似たような値であること」のみ。

そこで伊瀬があげてきたのが、「ボボボーボ・ボーボボ」だ。


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「ボボボーボ・ボーボボ」、これは私が小学校の頃、絶対読まないからなと同級生全員に誓った禁断の漫画である。

禁書であるがゆえに、私が知っているボボボーボ・ボーボボの知識は大変断片的だ。ドンパッチっていう太陽みたいなやつがいるとか、ボーボボは鼻毛をよく出しているとか、なんかボボボーボ・ボーボボのおかげで「ぬ」が流行ったということ。(ぬが流行るって何?)
あとは……ヘッポコ丸というキャラクターが、オナラで戦うということだ。

そう、私がボボボーボ・ボーボボを禁書として扱うのには、このヘッポコ丸が大きく影響している。
小学校の時、このヘッポコ丸のおならの技名が「皐月」だということで、読んでいないために何が面白いのか分からないのに、私がブチ切れるまでいじられたことがあったのだ。それから私は、ボボボーボ・ボーボボの影を見かけるたびに大変苦々しい想いをするようになった。

そんな私に、伊瀬はボボボーボ・ボーボボを読めと言うのである。辛い。
ボボボーボ・ボーボボは21巻。2的なものもあるらしく、それを含めると30巻弱になるらしい。長い。
こんなの、私が今まで人に勧めても絶対読んでもらえなかった漫画を無理やりコイツに読ませないとやってられない苦行だ。

なので、私はボボボーボ・ボーボボの代わりに、伊瀬に「クニミツの政」を差し出した。全27巻。kindle unlimitedで全巻無料という最高の状況での紹介だ。

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この漫画、私にとっては最高の青春の思い出なんだけど、いかんせん「政治」とか「宗教」とか「ヤンキー」とか、読む人を選ぶテーマがどっぷり入った漫画なので、勧めてもあんまり読んでもらえない。でも、基本はコメディだし、普通に選挙権を持っていると面白い漫画なのでぜひ伊瀬に読んでほしいと頼んだ。

こうして私たちは、ボボボーボ・ボーボボとクニミツの政、互いの推し漫画の感想実況noteを投稿することになったのである。

さて、伊瀬からボボボーボ・ボーボボが届くのは8月下旬だ。
せっかくラジオを8月上旬に録ったのに、夏休みの宿題ギリギリにやるやつみたいな投稿スケジュールになってしまう。

そこで、私はその間を埋めるため、ちゃんとラジオ通りnote更新する気持ちありますよ、という意思表明のため、今回の企画を考えた。ようするに「繋ぎ」ではあるんだけど、この企画はちゃんと完走してみようと思うので、長い目で、特に生温かく見守っていただきたい。

題して「MY LIFEノート電子で全部埋めてみた」である。

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朝日新聞出版から刊行されている『MY LIFEノート』

一時期流行った終活的な観点ではなく、どちらかというと「自己分析」だったり「セラピー」的な立ち位置で作られている商品だ。
このノートには「自分について」「好きなことについて」「思い出について」「未来について」など、大量のテーマが1ページごとにふられている。私はこれを「noteで全部答えて埋めちゃおう!」って思ったのである。

何でnoteなのか。
「こういう本を紙で持ち運ぶのって、意外と面倒で自分はやらなそうだ」というのが大きい。でも、noteならスマホでテーマをメモっておけば電車内でも書けるし、有料にしちゃえば「お金を払ってくれた人がいるんやぞ、この指、ほら、動けよコラ」と自分を鼓舞できる。
あと、マガジンを作るっていうの、憧れてたんだよね~。へへへ。

ということで、この紹介記事をきっかけに、これからマイペースに「池の水全部抜く」よろしく「MY LIFEノート全部埋める」をお送りしていきたいと思う。
マガジンを買っていただければ、マガジン内の記事全部が、マガジンを買わなくても、記事単位でも購入できる……ってことにしたいのだけど、うまく設定できなかったら、それはご愛嬌だと思って欲しい。

マガジン登録、待ってます。

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朝日新聞出版より刊行されている『MY LIFE ノート』を、自分なりのペースで少しずつ投稿していきます。雑記的になったり、時にパーソナルな…

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