見出し画像

【質問箱】大好きなお笑い芸人さんについて語りまくるnote

こんにちは。皐月です。
最近はM-1一回戦通ったよ!と知り合いの芸人さんからLINEが届いてはニコニコしています。みんなが挑戦している分、自分も頑張らなきゃと思う。

Twitterでは話してたんですが、来年再来年今みたいに忙しくできるか分からないのが現実だなあと日々思っています。好きなことはいっぱいあるけど、やれることはそんなになさそうな現状の中で、自分の強みだったり、一緒に悩んでアイディアとかを出し合える相方が欲しいなと思う。

いいなあ、コンビって。

というわけで、今回も質問箱に寄せていただいたテーマに合わせてnoteを書かせていただきます。またちょっと貯まってきたのですが、それでももう少しくらい続けるためにまた投げてくださるととってもハッピーです。

===

===

さて、今回のお題は

「好きな芸人さんについて語ってほしいです」

ということでした。

漫画を読んでも映画を観ていても全部「仕事じゃん……」となってしまう私にとって、唯一の生活の潤いだなと思うのが、お笑いライブに行くことです。

Twitterの呟きの7割はお笑いのことを呟いているし、それのほとんどがとある芸人さんについてなので、だいたい何について話すのかバレバレだとは思うのですが、私なりにちょっと手を変え品を変え話してみるので、お付き合いいただけたら嬉しいです。

お笑いライブに行くぞ~となるのは、基本的に友人が出演しているか、レッドブルつばささんが出ているかで決まっています。友人で言うと、モシモシのあきちゃん。あきちゃんが出てるから行くぞ~!応援しちゃうもんね、みたいな気持ちで行きます。ネタもいつも面白いし、大好きです。

二組を追いかけていると、自動的に他の芸人さんを知る機会もどんどん増え、いつの間にか好きな芸人さんが増えすぎて、毎日趣味で忙しいという幸せな地獄を味わっています。

なので、大好きな二組を含めた、下記の芸人さんについて今回はおしゃべりできればと。

▼今回取り上げたい人(敬称略)
・レッドブルつばさ
・モシモシ
・村民代表南川
・ゼンモンキー


まず、いたるところで私が「一番好きだ」「尊敬しすぎて直視できない」と言いまくっているレッドブルつばささんについて。

レッドブルつばささんを知ったのは、7年前。オフィスバードさんが主宰していた関東学生お笑いグランプリの就活ネタです。

当時、モシモシのあきちゃん(当時は戦闘種族や暇アフタヌーンなどを組んでいた)や、O-keisの元ドラッパ伊藤くんと同じ高校出身ということで、友だちが出ているから応援しに行きたい! あとお笑いが大好き! という気持ちで観に行っていました。

なので、あきちゃんたちがいなかったら、私がレッドブルつばささんのネタに出会えることはなかったでしょうね……。小さい時からお笑い好きでよかった。

当時は、普通にレッドブルつばささんのネタがとっても面白い!しかもあきちゃんと仲良くしていて、ネットラジオ・絶対乙女宣言トテチテタのゲストや、年1のタテチテトにもご出演されているんだなー!という認識だったのですが、それが今みたいな狂い方を始めたのは、レッドブルつばささんが文学フリマ東京で配布していた「どうやっても明けない夜」を、たまたまジャケ買いして買った時です。

文学フリマは基本的にタイトルが面白そうな本を、作者も値段も見ずに買いあさるのが習慣のため、その本がレッドブルつばささんの本だと気づいたのは、家に帰って「さあ読むぞ」としたとき。

序盤のページから「スクールランブルを親にバレないようにどうやってこっそり見ていたか」という話が書かれていて、スクールランブルが大好きな私は「わ、初めてスクランを好きな人を見た」と驚いていました。

「教育実習に青春を取り戻す気持ちで行ったけど、そもそも自分は高校生という生き物が苦手だったんだ」とか、「ネガティブすぎてまったく生活も人生もうまくいかない気がして怖い」というエッセイを一気読みして、この人は完全一致ではないけれど、私に近いメンタリティを持っていそうだなと感じたのを覚えています。それだけではなく、文章自体もとても読みやすく「読書は読みやすい文体のものしかせん」と頑なな私にだいぶ刺さりました。

この時点でも、まだネタを深堀してはいませんが、芸人さんというよりは文章を書いている人として、もっと読みたい、となりnoteやTwitterをフォローし、「どうやっても明けない夜」を友人に貸して回り、「レッドブルつばささんはすごいbot」になっていました。あきちゃんにも何回もレッドブルつばささんの話をしていたので、半ば呆れられていたし、今もその話をするたび「好きすぎるだろ」とやっぱり呆れられています。

文章を色々読むうちに、ネタ作りやお笑いについての考えに触れていく機会が増えると、「またこの人のネタが観たいな」と思うようになりました。そこで手を出したのが、彼のYOUTUBEチャンネルです。

この中で、「明日好きな人が結婚する」というネタがあるのですが、それを見て私は衝撃を覚えました。
最初のタイトル読みから、コントへの展開の回収のすばらしさ、エッセイとしての彼自身の思想だけではなく、彼が生み出す創作物もまた素晴らしいのか……と、脱帽と悔しさでいっぱいになりました。

YOUTUBEの動画をラジオ「レッドブルつばさの話」も、徳原旅行さんとのネットラジオ「ファンファーレがきこえる」もすべて聴きつくした私は、ようやくレッドブルつばささんのライブに足を運ぶことに。

彼の作るものをすべて見たい、取りこぼして見逃したくないと思ったのが大きな理由です。すべてのライブが配信されるわけじゃないし、レットブルつばささんが「ウケていない」として捨ててしまう、アップロードしないネタも全部見て、盗めるものがあるなら盗みたかった。

「明日好きな人が結婚する」のネタは、物語調で、レッドブルつばささんの思考のひとかけらを入れたネタだったのですが、他のネタを見るとより思想が強かったり、生きることに悩んで葛藤した末に生み出されたネタを見ることになっていきました。

そこで、ああ、盗めないな、と気づいてしまった。
彼の思考は彼自身のもので、生き方も職業も、見る人に対する意識もおそらく異なる私には、彼の素晴らしい創作術はマネできないのだと確信してしまいます。
そこからは、ひたすら「悔しさを煮詰めるため」にレッドブルつばささんのネタを見るようになりました。

この人より面白くなりたいし、この人がたまたま私の作ったものを見て「面白い」と言ってほしい。皐月彩という個人名ではなく、この人に「作品」を褒めてほしいと思って、仕事も頑張れるようになりました。

うさんくさい商品解説みたいになって嫌だな。でも、本当にそう思ったんです。

仕事の合間にレッドブルつばささんのライブを見にく、悔しいことがあったり、仕事が嫌になったときにもレッドブルつばささんのライブを見に行く。
悔しさを充填して、帰り道に悔しい悔しいと半べそになりながら、帰って「絶対負けないぞ」と筆を執るのが私の日常になりました。

これからも、レッドブルつばささんを糧に私は仕事を続ける、または生きていくんだろうなと思います。だから、絶対やめないで、死ぬまで続けてほしい。これはただのファンのエゴなのですが……。

さて、レッドブルつばささんのことだけで2000字以上使ってしまったんですが、大丈夫なんでしょうか。でも、先に宣言しちゃったし……もごもご。

次はモシモシさんについて語っていきたいと思います。
モシモシさんは、もともと中高大一緒の学校に通っていた「あきちゃん」が所属する太田プロのお笑いトリオです。

高校時代、ハイスクールマンザイに「稲妻キラーチューン」として出場していたあきちゃん。仲良くなったのは、同じくハイマンに出場していた元ドラッパの伊藤くんが、彼が仲良くしているお笑いが大好きな友だちの輪に私を入れてくれたのがきっかけです。(武蔵大学お笑い広場イェイ!という「ないサークル」の名を冠した集まり。武蔵大学の人は一人しかいなかった)

お笑いが大好きだった10代、お笑いについて話せる仲間がいなかった私にとって、伊藤くんとあきちゃんたちの輪が私の唯一の心のよりどころでした。もともと友達が全然いなかったのもあります。

そんなあきちゃんが早稲田のお笑い工房LUDOに所属し、大隈講堂や学生会館でライブをしていると聞けば、飛んで行っていました。まれえぐまや暇アフタヌーン、戦闘種族など、あきちゃんの組んでいるユニットはいつも最高のネタを私に見せてくれました。

あきちゃんのおかげでLUDOの人たちが大好きになったし、あきちゃんのおかげで、普通に大学生をしていたら絶対に足を踏み入れなかった、早稲田や慶応、日大文理などのライブにも足しげく通うようになり、街のライブハウスにもどんどん詳しくなっていきます。

あきちゃんが暇アフタヌーンとしてワタナベコメディスクールに行っていた時も、必ずライブを見に行きました。あきちゃんが一番面白い。会うたびにそう熱弁しては「わかった、ありがとう、嬉しい」とちょっと引かれながらも笑ってくれました。

そんなあきちゃんが、暇アフタヌーン解散後、ユニットとしてやっていた「ブレイブストーリー」として本格的に活動を開始し、いつものようにライブに通う日々。てんじさんが辞めて、「モシモシ」としてまぐろさんが加入した中野の「モグウ」の命名イベントにも、興奮してあきちゃんの写真をバシャバシャ撮りながら見つめていました。

あきちゃんのおかげで孤独から救われ、あきちゃんのおかげで自分の世代でお笑いをやろうとしている人たちをたくさん知って、月一くらい一緒に呑んでくれるおかげで、私は孤独感を感じずに優しい世界に生きています。

そんな人が作るネタが、いつも面白い。そんなの、応援したくなるに決まっている……。(ちなみに暇アフタヌーンのネタはだいたいどちらの動きも完コピできる)

てんじさんが抜けた時は、このままどうなっていくのか不安でしたが、まぐろさんの加入でさらにパワフルになったモシモシが、少しずつメディアや賞レースで活躍しているのを見ると「私もあきちゃんに好きだって言ってもらいたい」と踏ん張ることができます。

ここまで書いて思ったんですが、私はお笑いに元気を貰いたいのかもな。
人として、お笑いをやる人として大好きなあきちゃんのことを、私は死ぬまで応援すると思います。

3番目は、村民代表南川さんについてお話しできればと思います。

村民さんを教えてくれたのも、元ドラッパの伊藤くんです。大学お笑いについて飲みながら話していた学生時代、「村民代表南川っていう面白い人がいるんだよ」と言われて、大学芸会を見に行きました

いつも伊藤くんが教えてくれる人は超面白かった。ロメロさんや真空ジェシカさんも伊藤くんが教えてくれました。O-keisで伊藤くんがやっていた「ラブ化身」も大好きだった。たまに今もマネする。

いや、村民さんの話です。

学生時代から、村民さんが出られると聞くと嬉しくていつも応援していたのですが、卒業後は北海道に就職されると風の噂でお聞きし、とっても落ち込んだのを覚えています。いやでも、大学お笑いをやっていたからって全員がプロになるわけじゃないんだよな……と遠い目をしていました。

ですがある日、伊藤くんがイェイのグループLINEに「村民さんが北海道から帰って来る」と連絡をくれました。私、大歓喜。それ以降ずっと活躍されている様を拝見しているのですが、ネタのバリエーションがとても多くて、いつ見ても飽きません。

村民さんのネタを本格的に追いかけるようになったのはピン芸人の新ネタライブ「発端」がきっかけです。2か月前、村民さんは「タイムマシーン」というネタをされていました。

いつもの村民さんのネタとはまたパターンが違い、伏線が盛大に貼られたコントに、これまた私は脱帽してしまいました。「このライブで一番面白い」と、レッドブルつばささんが出ているからとオタク全開で観に来たくせに、一人に対しては一票しか投票できないことを恨むくらい、あのネタが大好きでした。

ですが、その後村民さんのネタ配信で「タイムマシーンはもうやらないかも」とおっしゃっていて、とっても落ち込みます。あんなに素晴らしいネタ、物語を作っているのに、やっぱりお客さん全体の得票が取れないものは、やっぱり捨ててしまうんだな……と。

それからは、村民さんに対しても「作ったネタ、全部見たい」という欲が生まれてしまい、出演されているライブが配信されていれば買って、家でお酒を飲みながらひたすら鑑賞する日々が始まりました。
リズムネタも一人で大暴れするコントも、会話劇もすべて最高。レッドブルつばささんのネタに「共感」して観ているとすると、村民さんのネタには「新しい発見」を求めて観ている気がします。

そんな二人が、まさかレッドブルつばささんの単独ライブ「18秒後の世界」で、寄稿文を出されてコラボされるとは思っていませんでした。村民さんの誠実なお言葉でつづられたレッドブルさんへの温かいメッセージに私は思わず涙し、村民さんのネタだけでなく、村民さん自身のことも大好きだ~!と、オタクのけぞりをしてしまいました。

2人で何かライブやってくれないかな……。夢のドリームマッチ、発端以外でも見てみたいです。

ここまでで5000字を超えていますが、みなさん生きていますか……。

最後にお話ししたいのは、ゼンモンキーさん。
ゼンモンキーさんを知ったのは、モシモシさんがKOC対策ライブに出演していたのを見に行った時です。なので、前のお三方に比べるとかなり遅め。

ライブを見に行くよ、とあきちゃんにLINEした時「今回のライブに出ている人たちは本当に最高の人たちしかいない」と、だいぶハードルが上がったうえで観に行ったのですが、その時に観た「宇宙飛行士」のネタに思わずひっくり返りました。

荻野さんのキャラクターを活かしたコントが多いのかしら……と勝手に思っているのですが、映画でいう「巻き込まれ型」の体を成したゼンモンキーさんのコントには、荻野さんの気持ちになっていつもハラハラしてしまいます。

でも、荻野さんのキャラは「ツッコミ」というポジションではなく、彼自身もまたちょっと変わったところがあるから、コント内に出てくる3キャラクターすべてが不器用で愛しくなってくるところが大好きです。

荻野さんはLUDOにいらっしゃった方とあきちゃんに聴いて、「どのユニットだったんだ……!!?」と血眼になって探し、過去に大爆笑して投票していたユニットの方だと知った時の驚きは忘れません。

まだまだ好きと言っていいのか、にわかすぎるくらいのネタ量しか見ていないのですが、YOUTUBEチャンネルが更新されるのをいつも楽しみに待っています。「KALDI強盗」最高でしたね。Gパンパンダさんへの差し入れ回も、お三方のことがよく知れてとっても楽しかったです。

ゼンモンキーさんのコント、いつもは若気の至りを見に行っていた日に「ナルゲキ最強王決定戦がある」と知って今月見に行くことになっています。あ、あと今日これから見るライブにもご出演されている……。大学お笑いの人たちは一緒にライブをやってくださるから本当にありがたいです。

いつの間にか6000字を超えてしまいました。お笑いのことになるとオタク特有の早口会話になるし、文章を書いていてもなんだかまとまらず、とにかく熱量だけで押してしまうのが私の欠点だなと痛感します。

ですが、私の伝え方がおぼつかなくても、今回挙げたみなさんは本当に素晴らしい芸人さんたちです。これからも私は応援して、ネタを見るたびに悔しくて泣いて、狂っていきますが、皆さんもぜひ一緒に楽しんでいただけたらとっても嬉しいです。

お笑いの質問をされるととっても嬉しい。また同じように語りたいし、もしよければ、お笑い好きなかたはお友達になってくださるとうれしいです。

今日はここまで。おやすみなさい。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?