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ぼくら飼主の複雑な思い

ぼくら飼主は共に暮らす動物が終末期になった時


「延命は望みません」

「この子がつらくないように、苦しくないようにしてほしい」と願いつつも


弱っていく動物を目の前にすると

 

「点滴しなくていいですか?」

「口に入れて食べさせた方がいいですか?」


「何か癌が小さくなる漢方薬とかありますか?」


「西洋医学ではなく、ホモトキシコロジーで何かできることはないですか?」

と何かできることはないのか?

何かできないのか?と思ってしまう。


それで元気になったり、食欲が出るならいいけど


ただ、延命になってしまうことも多い。


そう思う気持ちは痛いほどよくわかる。

ぼくも前はそうだった。


うちの前の猫が死にそうになったら点滴して、強心剤入れて、酸素ボックスに入れて


何とか死なないように延命処置した。


結局、最後は呼吸が苦しくなって旅立ってしまった。


当時は、それが医療でそれが正しいことだと思い込んでたんよ。

だから気持ちはわかる。

  

動物の死を目の前にして、現実的になってくると


「死なせたくない!」

「死んでほしくない!」

って言う気持ちが沸き上がる。


ぼくら飼主はそういうものだよねー。


延命は望まないけど

「このままでいいのか⁈」
「何かやってあげられることはないのか!」

って思うよね。


それがフツーだし、それでいいと思う。


そんな時は、自分だったらどうなのかを考えてみよう!


動物のことを考えると

「なんかしてあげたい!」

「何もしなくていいのか⁈」

ってなってしまうけど


「自分だったらどうしてほしいだろう?」


「同じ立場だったらどうしたいだろう?」と考えて


「私だったら何かしてほしい!」と思うなら


獣医に「何かしてください」ってお願いすればいいし


「私だったらイヤなことはしないでゆっくりしたい」と思うなら延命処置はせず、看取ってあげればいい。


動物の最期は

ぼくら飼主がどうしたいのか?

になるのだから。


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