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動物の在宅での皮下補液



今日の20:00からのわんにゃん保健室@wannyan_hokenshituの江本先生@koheiemotoとの


インスタライブの質問を募集したんだけど


いただいた質問の中に在宅での皮下補液の質問が続いてあったので、これはこっちで答えるね。


まず、皮下補液は脱水の改善させるためのもの


と言うことを理解してもらう必要がある。

これが大前提なんよ。


食べないから皮下補液するとか、腎臓の値を下げるために皮下補液する

と言うイメージがないかな?


それは違うってこと。


皮下補液では栄養にもならないし


皮下補液して腎臓の値が下がったからと言ってよくなってるわけでもない。


ここを間違えると点滴がやめられなくなる。


いつまで脱水の改善をしなくちゃいけないのか?


これによっていつまで皮下補液をするのか、が決まってくるのさ。


食べないから、腎臓が悪いからと言って、過剰に皮下補液をするから状態が悪くなるし


浮腫んで動物がつらい思いをすることになる。


脱水の改善以上に皮下補液すると過剰になる。


なので、過剰輸液にならないように脱水が改善されるぐらい皮下補液をするなら


動物が苦しくなったり、浮腫んで状態が悪くなったりするわけじゃーない。


ただ、終末期に近づいてる時は脱水気味の方が


調子が良かったりするから徐々に皮下補液を減らして最終的にはやめていく。


これは動物の状態をみながらやめていくから

ホントは獣医が調整した方がいいんだけど


先生によっては最後までがっつり点滴する先生もいて


みんなが自分でやめていかなくちゃいけないから、やめ時がわからないと不安になるよね。


1つの目安はぼくは、終末期に自分で全く食事も水も口にしなくなったらやめ時かなと思ってる。

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