36日目。

今日も仏頂面で街へ出る。
何も楽しくない、お金はかかるし、疲れるのに、
出会いを求めてしまう。

最近は行きずりで構わないから、
愛を欲している自分がいる。
誰でもいいから相手にして欲しい、
必要とされたい一心で
街に繰り出せばきっと何か起こるかもしれないと
期待を込めて外に出る。

まるでお金をもらわない立ちんぼのようだ。
声を掛けてくれるのを待っていて
声を掛けてくれればほいほいとついていき、
愛と引き換えに簡単に体を許すだろう。

お金は要らないから愛が欲しい。
なぜここまで愛に飢えているのだろうか。
やはり幼少期に愛されたという覚えがないからだろうか。
その原因はわからない。

いっそもう人に好意を持たなくなりたい。
自分のことだけを考え、自分のために、
自分が幸せになるように生きたい。

誰かに好かれることはないのだから、
私が他の誰かに好意を持つことをしなくなったら、
きっともっと生きやすくなるだろう。

簡単にスイッチのオンオフで、
切り替えられることができればいいのにな。

いくつになっても生きるのが下手だ。

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