RE:LIFEワークショップ ステップ1「私たちが住んでいる世界について①」
こんにちは!
100年の休日にバカンスで地球に来ている宇宙人こと、蔀(しとみ)晋輔です。
今日はプロローグとして、私たちが住んでいる世界の仕組みについてお話ししますね。
世界というのは、あなたの目の前で起こっている現実世界のことです。
学校に行ったり、仕事をしたり、友達や家族と過ごしたり・・・・・
その中で上手くいったりいかなかったり・・・・・
それによって喜んだり哀しんだり・・・・・
・・・・・している世界のことです。
難しい言い方をすると、私たち一人ひとりの目の前で起こっている現象という事実が繰り広げられているのが世界です。
よく「思考は現実化する」とか「想いは現実になる」と言われることがありますよね。
特に「顕在意識ではなく、潜在意識である無意識の領域が現実になっている」と言われることが多いのではないでしょうか?
実は、それだけではないのがこの世界の面白いところなんですよ。
まあ、面白いというか思いのままにならないところがあるということなんですが・・・・・
それはどういうことかと言いますと・・・・・
私たちは自分の内側にあるものを現実化する力があるのは事実です。
私たちの内側にあるものが目の前に具現化されているんですね。
分かりやすい実例を紹介しますね。
ある30歳代の女性がいました。
彼女は職場では人間関係が大切なので、他のメンバーを大切にして良い関係性を築ける様に努めていました。
周りの状態をよく見て、気配り心配りに気を遣っていたのです。
ところが、そんな彼女の悩みは・・・・・
・私はいつも人間関係が上手くいかずに、人から疎まれて孤立してしまう!
・学生の頃からそうだったので、社会人になってからはそうならない様に気をつけているのに・・・・・やっぱり同じ様な状況になってしまう!
・良い関係性になれる様に人一倍努力をしているのでに、その努力が相手に伝わらない!
というものでした。
良い人間関係を築くことができずに悩んでいたんですね。
そんな彼女はどんな意識を持っていたのでしょうか?
「人間関係を大切にして、良い関係性を築きたい」
それもあったのですが、それは表面に近い顕在意識です。
もっと深いところにあり、より強く刻み込まれている意識が具現化されていたんですよ。
彼女の心の奥底にあった意識とは・・・・・
「私は人間関係が上手くいかず、人から疎まれて孤立してしまう」
というものだったんです。
これが彼女の無意識に描いた人生のシナリオの一つなんです。
このシナリオを持っている彼女が、望みである「周りの人と良い関係性を築く」ために努力をしていたことが、見事にシナリオを現実化させていたんです。
どんな努力をしていたのかと言うと・・・・・
・相手が嫌な気持ちにならない様に、傷付きそうなことは言わない
・相手が頼みごとをしてきた時には、嫌な顔はせずに快く引き受ける
・相手と反対の意見であったとしても、相手の意見を尊重して優先する
といったことだったんですね。
それ自体は悪くありませんよね。
とても良い人の様に見えます。
ところが、そんな努力をされていた相手には・・・・・
・あの人は本音を言ってくれないので、どう思っているのか分からない
・あの人はこちらの顔色を見て上辺だけでつき合っている様に感じる
・あの人は何を考えているのか分からない
という風に映っていたんですよ。
その結果、深いところでつながる関係性を築くことはできず、一線を引いた距離のある間柄になっていたんですね。
努力をすればする程に、相手との距離が離れ孤立してしまっていたんです。
彼女からすると辛いですよね。
努力が報われず、頑張れば頑張るだけ望まない結果になっていくんですから。
ところが、その状況を彼女は、
「やっぱり私はそうなるでしょ!
これだけ努力しているのに報われないんです!」
と、上手くいかない自分自身を「やっぱり、そうでしょ!」と再確認することを繰り返していたんです。
見事に自分の内側にあるものを具現化させていたのですが、本人はそれには気づかずに努力を重ねては疲弊していたんですね。
努力をすればする程に関係性は悪化し、辛い人生を歩んでしまう典型的なパターンでした。
まるで北海道に行きたいのに、沖縄に向かって全力で走っている状態です。
頑張って走れば走る程に、行きたい場所である北海道が遠くなってしまう。
努力が報われない負のスパイラルそのものです。
結果を言いますと、彼女は自分自身の深いところにある人生のシナリオに気づき、それを修正することで負のスパイラルから抜け出すことができました。
深いところにあった人生のシナリオを修正することで努力する内容が変わったんですよ。
ちがうな~!努力ではなくなったと言った方がピッタリきますね。
努力ではなく、ちょっとした心構えを持つ様になったという感じです。
その心構えというのが、
・相手が嫌な気持ちになっても、言わなければならないことを言おう
・相手が頼みごとをしてきた時には協力をするけれど、自分も必要な時は頼みごとをしよう
・相手と反対の意見であった時は、相手の意見を尊重しながらも自分の意見を言おう
ということです。
彼女自身が本音を語ることで、お互いに本音で語り合える様になり、本当の意味で良い関係性を築くことができる様になっていったんですよ。
その後は人間関係で疲弊することが無くなり、ストレスも大きく軽減されたのでした。
めでたし、めでたし!
という実例でした。
傍から見れば「自分で気づくだろう!」ということでも、本人は気づかずに自ら悪い状態にしてしまっていることが少なくないんですよ。
人間というのは、他人のことはよく分かるのに自分のことは分かっていないもんですからね。
・頑張って努力をしても望む結果から遠ざかってしまっている。
・同じパターンで望まない結果に行き着いてしまう。
そんな時は、努力の仕方が間違っていると思ってもいいでしょう。
自分の内側にあるものを自覚する必要があります。
そのプロセスを“内観”と言います。
何度も言いますが・・・・・
私たちは自分の内側にあるものを具現化する力があるんです。
内側にある良いものも悪いものも、両方とも具現化するんです。
しかし、自分の内側にあるものが、そのまま具現化されない現実もあります。
それが何なのか?
それは、また次回お話ししますね。
気軽に意見や感想をいただければ嬉しいです。
synergy@bcc.bai.ne.jp
RE:LIFEワークショップのご紹介
https://synergy-ark.com/relife/index.html
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