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【ノベルゲ長文感想】紅月ゆれる恋あかり (ネタバレあり)

このゲームCRYSTALiAの第2作です。処女作の「絆きらめく恋いろは」を完読した後、この作品をやり続けることにしました。それでも、やり初めて続ける前に、一部の他人の感想をさっと読んでみました。さっと読んだ限り、なんか処女作からの大きく変化があって、特にゲームシステム、登場人物の立場やストーリーの構造です。

さらに、作品紹介に書いてあるあらすじも前より興奮が沸々ふつふつと湧いてきました。全く違って、なんとめくいろよりいい作品と感じられました。そして実際に全部回収してクリアしてから、緩急自在のある展開と実感できる演武祭からの激闘、青春期が相俟って、まさに期待を裏切らない作品でした!

それからはこのゲームについての長文感想です。その前の通り、一部のネタバレも含まれるが、ご注意下さい!

刀煌めく瞬間、少女たちは
全力で駆け抜けるーー

あらすじ

かたや東は《風嶺かざみね》こなた西は《朱雀院ずさくいん

刃道--それは204X年の日本で最も熱い、真剣で戦う近未来スポーツ。
そんな刃道を教える叢雲学園に今年、二人の少女が入学してきた。

一人は荒々しくも情熱的、うちに秘めた比類なき力を刃に乗せる《風嶺雪月花せつげっか
一人は怜悧れいりで正確無比、恐るべき頭脳と天才的な剣術センスを持つ《朱雀院紅葉もみじ

境遇も性格もまるで違う二人は、ともに学園最高峰《刀仕禰宜ねぎ》の称号を狙う

主人公《村垣伊織むらがきいおり》は学園に臨時教師として招かれ、
雪月花と紅葉が所属する特甲級「たかむら組」の副担任を命じられる。

しかしこの篁組の生徒たちは……とんでもない問題児ばかりだった!

真面目でおっとりしているが、伊織のことになると狂信的な暴走を見せる《九鬼旭くきあさひ

自分は自分だけのもの、どこまでもワガママギャクな《十部梨々夢とべりりむ

クセが強すぎる生徒たちを、果たして伊織は無事に導いていくことはできるのか。
学園最高峰《刀仕禰宜ねぎ》の称号はいったい誰の手に渡るのか。
そして伊織との、恋の明かりは誰と灯るのか。

八卦揚々はっけようよう、見合うて待ったなし---いざ尋常に、勝負。

公式の作品紹介より引用

あらすじからすれば、前作と同じ刃道という近未来スポーツをストーリーの中心にしたが、登場人物のお互いの立場は教師と教え子の問題児の関係を描写したのです。そのところのおかげで、青春の雰囲気が醸し出しましたのです。

世界観

世界観はなんと言えばいいでしょうか、世界観にはまだ前作からほとんど依然として変わらないとは言え、それでも、前作のない背景が多少追加されました。例えば、紅葉ちゃんの内部の部屋、生徒ちゃんの使用された必殺技の背景、又は遡った出来事に現れる背景などなど。

登場人物

メインキャラクターは4人います。本篇にはルート分岐は含まれませんでしたが、追加ストーリーとして本篇をクリアした後、自動的に解除されます。サブキャラクターはシーンで解除されます。

【!】ネタバレがあるから、ご注意下さい【!】



風嶺かざみね 雪月花せつげっか

荒ぶる天然少女。刃道に向けて情熱的に全身全霊を尽きるほどの雪月花ちゃん。

第一印象には抑制できないくらい狂気に浴びて、熱闘していましたが、その後はなんと天然な雰囲気に俄かに変わってきました。他の生徒に接するときには清濁併せ呑むことで、たくさん接して話し合いました。相手はどんな人でも、寛容に接します。相手とお互いに真剣勝負するとき、なんとなく激しく、憤りが爆発されたみたいに賑わいてきました。

彼女の過去にはなんか納得できます。富豪の家族の末っ子で、すごく家長に重視されましたし、叢雲演武祭の最高峰の頂上まで遂げて、《刀仕禰宜》の称号を獲得せざるを得なません。そうできなければ、この学園から去って遥かに離れるしかありません。道理で、彼女の気持ち凄く分かります。愛別離苦と言っても過言ではありません。

周りの人に期待されるほどの感じです。ここまで耐えて辿り着けたのは凄く苦労しましたね。

朱雀院すざくいん 紅葉もみじ

ぐうたらな天才剣士。怜悧と冷徹が湧かせる独立独歩の少女。

武家の長女 (このゲームの時点) で、一番冷静な印象を持っていますが、自分部屋に入ると、全く違う印象に変わって、別人みたいに感じられました。現実の世界も紅葉ちゃんと同様かもしれません。彼女の武家は有名な武家だから、学園内のみならず、一番周りの人、生徒たちから重視します。そして、真剣勝負のときに、論理的な勝負かもしれません。数学、論理を扱う必殺技を開放するときは凄い詳しい情報量がいっぱいになりました。

その有名は背景はそうではありません。なんかその強さ、その優勝は荊棘けいきょくに変わって、むしろ、苦しく縛って、心をいつも貫いて刺すように見えました。強すぎて、誰も彼女に接したくなく、黙殺されて、孤独感に入ってしまいました。

彼女の過去の展開は凄く心配させました。

九鬼くき あさひ

刀を隠して微笑む鬼子。

ずっと前から主人公のクラスメイト、旭の兄さんから知っているので、初めて主人公に出会ったときには独占欲が強すぎて、最初から溺愛になってしまいそうでした。主人公に敬って、従っていました。したがって、もし誰か主人公を押し付けると、その旭ちゃんの微笑みは刃に変えて、その首に近付ける感じでした。梨々夢をお互いに嫌いましたが、その二人ともは仲直りしました。

遡ったところは旭の兄に重視しましたが、兄への拒否。兄からの意志を承継して、今まで一生懸命に頑張る展開は普通に楽しました。

十部とべ 梨々夢りりむ

フライング・マイワールド。飛翔、私の世界!

お洒落で、個性が強いキャラクターなんです。考え方と生活は一応紅葉ちゃんと同じですが、梨々夢は典型を捨て、自分のものを作って、もっと派生して、抱くように見えました。彼女は最初は旭ちゃんを嫌ったのですが、しばらく経つと、旭と仲直りして、一緒に遊んだり、切磋琢磨せっさたくましたり頑張りました。負けて、罵倒されて涙を流したときも、泣かせる相手を叱って、慰めに来ました。まさに百合の展開と言っても過言ではなありません。

彼女の過去は悲しかったです。家族は裕福からと言って、彼女には枷を縛られるように見えて、両親の決まりと考えに従わざるを得ないばかりでなく、反対するすらも出来ません。同じことを繰り返してすることも、ずっと家族の期待を背負いすぎて、自分なりの物はほとんど見えません。それでも、そのものを解放すると、家族の方は分かってきて、漸く自分なりにして、生きてみたいな感じのように許してもらいました。

起承転結

このゲームの展開方法と起承転結といえば、前作より良くなってきました。平等に扱っていて、光っていました。そして、詳細の部分も多くなりました。伏線も回収出来ますし、キャラクターの関係を交互に繋ぎ方もうまく出来ました。特に、転と結のところはまだ余韻に浸らせてました。対峙して、戦っている二人のキャラクターの吐き出した本音も凄く激しました。激闘、躍動感に溢れて、更に、この3年間にいるこの学園、青春時代を思い切って謳おうくらい楽しました。

システム

一番喜ばせたところはこれです。メーカーの方はバグがあって、前より改善してました。途中に対応なしになる状態もなく、スムーズにプレイできました!嬉しいです。

総評

前作に比べれば、なんか改善して、アップグレードされたシリーズ内の作品だと思います。前作から温故知新して、皆さんからのシリーズの期待を保て、裏切らなかったと思いました。システムもバグも対応なしこともなく、スムーズにプレイしてクリア出来ました。

プレイする時間と各サイトでの点数

プレイする時間:21.8時間 (24/02/10~24/02/15)
エロゲームScapeでの点数:81/100
VNDBでの点数:8.1点/10

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