2021.6.19 出会って1ヶ月。延命治療をしない選択。
こんにちは。
前回の記録から少し日にちが空いているのですが
あまりにも色々なことがあり過ぎたので
19日現在のお話をさせてください。
今日で出会って1ヶ月。
シトくんは入院となりました。
理由は、慢性腎障害の可能性が高いからです。
え、頸椎不安定症じゃなかった?
ほんで脳神経の疑いがあるんじゃなかった?
て思いますよね…
私も意味がわかりません。
本当に意味がわかりません。
今から順を追って説明します😭
6/16
いつも通りストレスにならないように
基本的にはオムツを履かせてケージフリーにしていました。
時々、オムツを取り替える際に残尿みたいなものが
ちょろちょろと出てくる時があったので
オムツの中で出しきれてないのかな?という感覚がありました。
脳圧の方は落ち着いていて、
体調は悪そうですが意識ははっきりありました。
6/17
朝オムツを見ると夜1度もおしっこをしていないことがわかりました。
これはいけないと思い、オムツを取って
トイレトレーの上に連れて行ってあげると大量のおしっこが出ました。
色がかなり濃く赤茶色になっていて、ほぼ血尿に近いです。
さらに、1分に3回ほどおしっこのポーズをとるけど
一切何も出ない感じだったので、これは膀胱炎だと確信しました。
(私もよくなるのでめっちゃ分かるw)
すぐに病院に診察の予約を入れ、診てもらうことに
この日は今まで見たことない女性の先生でした。
シトの意識状態を見るために顔周りを触られた時
シトが嫌がって先生の手に噛みつきそうになったのですが
動物病院の先生とは思えないくらいのスピードで
手を引っ込めていたので、この人大丈夫か?と思っちゃいました。
膀胱炎の症状を伝えると、尿検査をすることになりました。
お腹に注射器を刺して、尿道に入る前の尿を採取して検査をするのだそう。
結果は細菌による膀胱炎ではなく、血液状態が悪いことから。(説明聞いてたけどあんまりよくわからなかった。)
お腹が痛くておしっこが出ていない可能性があるので
過去に処方されたことがある消炎剤を再び飲んで
しばらく様子を見てください、と言われました。
私は絶対に消炎剤を飲んでもおしっこ出ねーだろ!
と思いましたが、先生がそう言うならと思い帰りました。
ちなみにこの時打った注射の後が内出血してかわいそうでした。
(2箇所もあった。絶対ミスったんだと思う。)
6/18
案の定おしっこは出ませんでした。
もう一度ちゃんと違う先生に見てもらいたいのと
おしっこを出してもらうために朝イチで再来院。
今日は過去に意識朦朧としたシトくんを
診てもらったことのある女性の先生。
今日は昨日と違ってカテーテルを尿道に通して採尿し、
何かゴミや汚れが入っていないかを検査することになりました。
昨日のは何やったんや?と思いながら承諾。
すると、幸いにも尿路結石ではないが、何かの汚れが尿道に詰まっている状態ということがわかりました。
カテーテルを通すのも一苦労されたそうです。
おしっこは80ccも溜まってたそうで😭
かわいそうに、苦しかっただろうな…。
先生からは、今後、膀胱に溜まっている尿が
腎臓に戻って炎症を起こしたら大変なので
もしこれから食欲不振や吐き戻し、下痢などの症状が
出できた場合はすぐに受診してくださいと言われました。
薬については引き続き消炎剤で…と。
え、まじで?
消炎剤飲んで今日おしっこ出なかってんけど?
と思いましたが、明日も尿取りに行くのを覚悟で先生を信じて帰りました。
案の定(2度目)おしっこは夜になっても出ませんでした。
しかも先生の仰っていた食欲不振や吐き戻し、下痢が
始まったので夜間救急に診てもらうことにしました。
場所は、千葉県の市川市。
同じグループ病院でいつも通っている病院に比べると
かなり大きく、専門医も多いところです。
夜中だったのでタクシーで向かいました。
まずは膀胱と腎臓の状態を確認するためにレントゲン
そして尿検査をするためにカテーテル採尿をしました。
結果は膀胱も腎臓も通常の2倍ほどの大きさに膨れ上がっていて、
腎臓に関しては炎症を起こしているそうで
入院による治療が必要だと診断されました。
本当に、なんでこの検査をいつもの病院はしてくれなかったのかと今でも不思議に思います。
それならもう1〜2日早く発見できたのに。
入院中の治療については以下の通りです。
・炎症を抑えるために、カテーテルで尿の出口を作る
・炎症を抑えた段階で、腎臓病が慢性であるか一過性であるかを判断
・今後の治療法を結論付ける
また、入院をするにあたって
万が一心肺停止をした場合に蘇生をするか否かの同意書を書かされました。
これについては、私も前からすごく迷っていました。
もしこの子が一生お薬漬けの生活になると分かった時
私はどうするのだろうと。
もちろん私の経済的な問題もかなり大きいですが
シトくんにとってそんな首の皮一枚繋がっただけのような生き方
辛いだけなんじゃないのかと。
結論、蘇生の同意はしませんでした。
名前を書く時震えました。
マンションをローン契約する時は一切震えなかったのに
初めて罪悪感と責任感から手が震えました。
最後にさよならを言いに、検査後のシトくんと面会しました。
本人はこれから何をされるのか知る由もなく
私の腕の中で眠ったりしていました。
そんなこんなで、夜中の12時くらいに来院して
帰宅したのは朝6時でした。
以上が19日(朝)までの記録です。
命って本当に重い。
シトくんとはたった1ヶ月しか一緒にいないけど
それでももう立派な家族なのです。
私の生活の一部になっています。
実際に今朝起きたときに真っ先にケージの中を確認してしまったり、
シトくんが起きないようにクッションの音を立てないようにしてしまったり、
エサの時間過ぎてないか時計を見てしまったり、
まるで今もそばにいるかのような行動をついつい取ってしまいます。
辛い決断ではありましたが、
今の私にはこの選択肢しかありませんでした。
もちろん今回の入院で心肺停止なんてことは可能性として低いですが、
シトくんは腎臓病の前に脳神経がかなり不安定なので
死と隣り合わせであることには変わりありません。
今はただただシトくんに会いたいです。
ちょっとまとまらないのでここで終わりにします。
2021.6.19
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