【週末燻製日記】 スモークチキンソテー

　昼下がりにセ・リーグの両軍ともに力も覇気もない泥沼貧打戦を見てしまったので、うんざりして試合の途中から仕込みを始め、試合終了後の気分転換に、今日も今日とて燻製を敢行した。

　まず、鶏もも肉の両面にフォークでぷすぷす穴を開け、黒胡椒と塩を擦り込んでドーム型のネットを被せて乾燥させること約３時間。
　ジャガイモは綺麗に洗って皮を剥かずに芽だけを取り除き、内部が軟らかくなるまでしっかり茹でて、やはり乾燥させた。

　燻製鍋にセットし、サクラのチップを使って中火から弱火で約15分。
　もともと鶏肉はソテーする予定だったので、香りをつけるだけの「なんちゃって燻製」でいい。

　燻製を終え、少し粗熱をとってエグみを逃がしたあと、オリーブオイルを薄く敷いたフライパンで鶏肉を皮目から弱火でじっくり焼いた。

　これでスモークチキンソテーの完成だ。

　じゃがいもは切ってから黒胡椒を振って完成。

　燻製鍋のスペースが余っていたので、ついでに燻製ツナも作った。これで三度目だ。

　燻製時間や煙の量にもよるのだろうが、じゃがいもの燻製は正直、あまり薫香がついていないように感じた。とはいえ、美味しいから問題はない。
　スモークチキンソテーはワインにぴったり合う風味豊かな出来だったと思う。
　燻製ツナは相変わらず家族にも好評で、子どもに「おいしい」と言ってもらえるのが最もやりがいを感じる瞬間だ。

　明日は雨の予報なので、今日やっておくことができてよかった。