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浴槽お掃除ロボットやカメムシ撃退ロボット。国際高専1年生がオリジナルロボットを開発

国際高専では、ほとんどの授業は英語で行われています。

もう一つの大きな特色は「エンジニアリングデザイン教育」といえるでしょう。

何が求められているのかユーザ視点で考え、アイデアはプロトタイプとして具体化しながら、よりよい解決策を考えていく、というものです。

次のTikTokで紹介されているのは、浴槽お掃除ロボットやカメムシ撃退ロボットです。キャンパス内にある温泉施設「比咩の湯」での課題解決として、1年生が生み出しました。

浴槽お掃除ロボット
https://vt.tiktok.com/ZSF1J5DDS/

カメムシ撃退ロボット
https://vt.tiktok.com/ZSF1JM9xv/

エンジニアリングデザイン教育は、工学教育の事実上の世界標準とされるCDIO(Conceive、Design、Implement、Operate:考え、設計し、実行し、操作運用する)を取り入れています。

日本の高等教育はConceive,Designまでは行われているかと思いますが、Implement、Operateはあまりされていません。

では国際高専はなぜできるのかというと、1、2年生が学ぶ白山麓キャンパス校舎内にMaker Studioというものづくりの場があり、3Dプリンターやレーザーカッター、ガーメントプリンターやUVプリンターなどの"デジタルファブリケーション機器"が整っているからです。

お風呂場掃除ロボットやカメムシ撃退ロボットも、パソコンで設計したものを3Dプリンターやレーザーカッターを使って具体化。授業で学んだプログラミングの知識を活かしてLEGO EV3をプログラムして「ロボット」として思い通りに動かしているのですね。

高校でいえば、まだ高1に相当するような年齢なのですが、こういうものを自作できるのは実に頼もしい限りです。

またこうした開発を、実に楽しそうにやっています。一番大切なことかもしれません。

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