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8/25 vs仙台 '89の判定について考える

こんにちは。就活に押し潰されています

昨日8/25、我がFC東京はベガルタ仙台に2-1で勝利しました。
ジョアン・オマリ(以後オマリ)のダイビングヘッドで先制点を挙げますが、後半にセットプレーからアピアタウィア久のJ初ゴールで同点に追いつかれます。

そして、89分、後半AT寸前に事件は起きました

件のシーン

東京が攻勢を掛けるも仙台GKスウォビィクの好守備に阻まれる、なおもアダイウトンの強烈なミドルシュートもスウォビィクがファインセーブを見せてCKを獲得します。
CKのボールはピンポイントでペナルティエリアに飛び込みますが、仙台のDF陣が跳ね返してセカンドボールの奪い合いになる...と誰もが思ったシーンでした。

が、主審の池内明彦はペナルティマークを指して笛を吹きました。セットプレーに備えて上がっていた東京DFオマリが倒れており仙台DF福森が倒したとしてイエローカードを提示、東京にPKを与えました。これをディエゴ・オリヴェイラが難なく流し込み、決勝点となって東京が勝利しました。

問題点

件のシーンにおいて問題点となるのは、「福森はオマリが倒れる程の強さで接触したのか?」。映像を見ると福森が手を伸ばしてオマリの背中に触れているようには見えますが、倒れるような強さで当たっているかは推察するのは難しいシーンです。
そして、「PKを与える程のプレーだったか?」。一夜明けた今でも多くの議論(と審判への糾弾)が成され、DAZNとYouTubeで放送される『Jリーグジャッジリプレイ』で取り上げるよう求めるツイートも多数
「オマリのシミュレーションを取るべきなのでは?」という声も多数。

また、仙台サポーターの意見では80分の仙台が決定機を作ったシーンを引き合いに出すようなものが多く見受けられました。

80分のシーン

補足として説明すると、79:35あたりに仙台が右サイドでチャンスを作り、真瀬のパスを受けた中原がエリア内の西村に向けてクロス。西村のヘディングは枠の外に飛びゴールキックで再開となりましたが、クロスが上がった際にエリア内で動いた仙台FWフェリペ・カルドーゾに対してオマリが強烈なタックルを見舞い倒した、というシーンが問題視されています。

両チームの心情

恐らくこのシーンは仙台にとっては「天国から地獄」になってしまう状況だったと思われます。というのもGKスウォビィクは絶好調、セットプレーでは失点を喫していますが、枠内シュートは全部止める勢いの守護神がいればこぼれ球なんて怖くない...という心情だったのではないでしょうか。

ところがどっこい判定はPK。希望を打ち砕かれただけでなく、当の判定が(仙台としては)不可解なものだったことが彼らの怒りを爆発させたことは想像に難くないでしょう。

実際、見ていて「儲けた」としか思いませんでしたし。

ジャッジは正しかったのか?

結論から言えば「正しいジャッジだった」と思います。

理由としては、
①接触が「無かった」とは言い切れないこと
②プレーできる場面の妨げとなったこと

が挙げられます。

まず、【①接触が「無かった」とは言い切れないこと】は、あくまでDAZNで流れた映像がソースにはなりますが、福森の手が伸びてオマリの背中を押したようなプレーになったことが明らかに見て取れるためです。
実際に押した・押してないは当事者同士のみぞ知る所になりますが、オマリが過剰にダイブした事を差し引いても押す形で接触したことは明白で、シミュレーションにも該当しないでしょう。いささか綺麗に倒れすぎな気もしますが

【②プレーできる場面の妨げとなったこと】も映像で見ての通りですが、仮にオマリが倒れていなければほぼ間違いなくボールに触っていた、得点する可能性があったと考えられます。こうした「ペナルティエリアでの決定機」を阻止したと判断されれば、PK判定も全く理解できないものではないはずです。どちらかというとこれは判定の根拠ってより80分のシーンと対比するための要素に近いです。

80分のシーンと何が違った?

審判としての勉強をしているわけでもなく、ただジャッジリプレイを毎週眺めているだけの素人なので本来こんな大層な事を1500文字も連ねるのは大変烏滸がましい限りなのですが、80分のシーンと比べて「なぜこっちはPKに?」という疑惑の判定になってしまった理由を考えるならば、「ボールにプレイできたか」くらいしか思い付きません

80分のシーン、倒されたカルドーゾはボールに触れる位置というよりはDFを誘き寄せる動きとしてゴールライン側に走り込んでおり読み通り誘い出されたオマリによる強烈なタックルを受ける形で倒れました。その間にボールはエリア中央からやや左あたりに位置を取る西村に向けて放たれました。

そのため、カルドーゾはボールにプレイする意図がなかった→倒された場合でも決定機に影響することはない→ノーファウルという判断に至ったのではないでしょうか。

VARはなぜ介入しなかった?

これも簡単に言ってしまえば「明確な間違いが無かったと判断した」からでしょう。

VARがこの手のケースで介入、場合によってはオンフィールドレビューをする可能性としては「ファウル、カード提示について明確な間違いがあった場合」となるんじゃないかと思いますが、オマリが倒されたファウルシーンについてVARルームで確認を行った結果「明確な間違いは存在しなかった」と結論付けたのではないでしょうか。

ぶっちゃけ映像から押した強度を推測するのはかなり難しいと思うので、「判定そのままでもサポートするよ」みたいなやり取りがあったのではないか、という風に私は仮説を立てました。

試合を通したジャッジへの感想

クソ。ゴミ。

主審・池内って時点でだいぶ嫌な予感はしていましたが、2つのシーン以外で気になったのは「首から上へのコンタクトに対する措置」。意図的かそうでないかは大きく影響してくるものだと思いますが、手が顔面に入った、首に入ったみたいなシーンが両軍通じて何度もあり、ほぼ全てがノーファウルだったことには首を傾げました。こうしたジャッジは試合をコントロールする能力に欠けていることを表し、結果として後味の悪い決着を招きました。

80分、89分のシーンは仙台にとって大きなフラストレーションと審判への不信感を募らせるには十分で、試合終了後にはスウォビィク、手倉森監督以下コーチ陣が審判団に詰め寄る様子が中継に映っていました。仮に損害を被った側であっても見ていて気分がいい図ではありませんが、心情は痛いほど理解できます

FC東京目線の試合への感想

アウェー5連戦唯一のミッドウィーク開催となり、ターンオーバーでディエゴ・アダ・森重がベンチスタート、レアンドロ・青木はメンバーを外れました。
フォーメーションとしては永井を1トップ、下に髙萩を置き左右に渡邊と田川というスピードで相手の崩壊を招くことのできる面子を揃え、ボランチには三田を入れました。また、右サイドバックには鈴木準弥が移籍後初先発を果たしました

まあ結局ディエゴ・アダ・森重・東ぜーーんぶ投入したんですが、久々に日本人だらけの前線を見るとなんか勢いを感じますね。何故かは言いませんが。相手の守備姿勢に対してあの手この手で攻め入るところは見ごたえありました。

おわりに

素人がこんなに長々と語るべきではないのですが、個人的に思う所があるならアウトプットしよう、と思ってこうなりました。また書くネタがあれば何か書きます。

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