vol.78:改めてBOKURAがやりたいことは何なのか?(BOKURAのファンマーケティング)
近々2回目のエクイティによる資金調達を進めていく上で、
どんなことを見据えて動いていくのか。
改めて考えてみた。
(まだ細かな数字までは固まっていない)
まず、
将来的に実現したい未来は、
良いモノが正しく届く世界に
…というミッション。
※9月末に経営メンバーで合宿を行い、改めて言語化。
・良いモノを作っただけでは売れない時代になってしまった
・SNSなどを活用したとしても情報発信頑張れば適切にリーチできない
…という世の中。
情報過多、差別化難しい。
広告にかける金額は年々上がっていく。
※市場規模が大きくなっていくことは基本的にはポジティブではあるが、潤沢な広告宣伝予算が無い中小零細企業にとってはネガティブ。
コロナ、原材料高騰、円安…などの影響から、本来潰れて欲しくない企業やブランドが倒産、廃業してしまう。
2021年の倒産件数は6,030件
2022年は1月~9月だけで既に前年超え6,201件。
企業独自の努力だけではどうにもならないケースも多い。
これを救えるのは、行政…ではなく、ファンなのではないだろうか。
ファンの力で世界を動かす
ファンの力は偉大。
ルピシア強盗に襲われるも、ファンの応援買い発生
このような、『ブランドにとって不測の事態が起きた時にファンが助けてくれる』事例は世の中なに沢山あふれている。
実際ぼく自身も、
長年通っているラーメン屋さんの危機には何とかしたいという気持ちで行動に出たこともある。
ブランドや飲食店は勿論、スポーツチームやアスリートの企画するクラウドファンディングに参加したことがある方も多いだろう。
※単純にリターンが魅力的だったから…という理由もあるかもしれないが、企画者であるスポーツチームやアスリートの応援のために支援している人も多いはず。
お金による支援だけでなく、労働力を提供するボランティアや、色んなアイディアを提供するような方もいるだろう。
そういった、ファンの力をまだまだ多くのブランドは認識していない。
ファンの力を認識しているブランドと、認識していないブランド…。
この情報格差は、年々開いていく。
ファンマーケティングの重要性
各種広告市場規模は上がっている。
特にインターネット広告は、全体の広告の約30%にものぼるようになってきた。
(2020年にはマス4媒体合計をインターネット広告が抜いた)
一方、広告運用はノウハウ取得の難しさ、SNSのアルゴリズム変更やプラットフォームの群雄割拠状態により、効率よく情報発信し続けていくことが難しい状態。
まだまだ自動化しきれず、自社や広告代理店の人の手や脳やセンスに頼りながら運用している企業は多い。
『〇〇円の費用を投下したら大体●●%の確率で反応してもらえるので結果的に✕✕円の売上が見込める』
…というシミュレーションを描きながら広告出稿をしている状態。
これを何年も続けるのは、ある程度の予算を持っている企業に許された施策だが、それも年々CPA(獲得コスト)は上がっているのがほとんど。
…と、媒体や手法に頼りながら、情報発信や広告運用をしている現状。
…一旦ここまで整理。
・様々な情勢から、企業倒産件数増加。
・広告市場規模は年々増加傾向
・一方で広告による獲得コストは上昇傾向
・ファンの力によるポジティブな事例は数多く出ている
・ファン創りの重要性が高まっている。
ファンマーケティングに最低限かけるべきリソースとしては、
(再掲)
良いモノが正しく届く世界に
良いモノをしっかり作って、ファンに愛されれば、勝手に広まっていく、勝手に売れていく…のが理想な世界観。
約1万社がファンを創る重要性に気づいてくれたら間違いなく世界は変わる。
BOKURAのクライアントにヒアリングしたところ、肌感覚、広告宣伝費全体に対して、約10~20%程度がファンマーケティングやSEO等の『短期的には費用対効果が合いにくいソリューション』に費用投下している。
(例)
広告宣伝費が1億円とすると、大体1,000~2,000万円程度の費用投下をしている。
大企業中心に当たり前のように毎年多額の広告宣伝費用を投下している現状。
この中の10~20%で良いからまずはファンを創る動きを始めていけるよう、
その啓蒙をBOKURAがしていく。
ファンを創ることで短期的な費用対効果以外に、多くのメリットがあることをBOKURAはクライアントと一緒に実績をつくっている最中。
ベクトルは間違っていないと信じて。
約2兆円ものお金がインターネット広告につぎこまれ、広告市場全体では7兆円ものお金が広告宣伝に投下されている。
ファンが生み出す市場規模はこんなもんじゃない。
年間の家計消費額の合計は2019年時点で約300兆円。
その内、生活に必須な水道高熱費や教育関連を除いたサービスへの出費は約40%(300兆円×40%=120兆円)
120兆円の中のどれくらいがファンとしての消費なのだろうか。
少なく見積もっても、サービスへの出費の1割はファンとしての出費とみてもいいのではないだろうか?(肌感覚)
…とすると、年間で12兆円がファンとして出費する金額と考えられる。
これだけの金額が、もし広告宣伝に投下せずとも、自社のファンとして可視化でき、ファンとともにビジネスを進められたら?
日本には約400万社の企業がある(その内、上場企業は約4,000社ある。)
↓
この中で、仮に1割の4万社が
『愛されるべき素晴らしい商品をつくっている』
…と仮定する。
日本には約13の業界、196の業種がある。
その内、ファンマーケティングに相性の良い業種は69業種。
この69業種を中心にファンマーケティングを進めていく。
…仮に、400万社の1%の4万社がファンマーケティングに投資した場合、
4万社×年間200万円=800億円のポテンシャル。
4万社にファンマーケティングの支援をするとした場合、
支援する側としてはどんなリソースが必要になるだろうか。
◆人
◆モノ
◆金
◆情報
…次回はこの辺からまた考えてみたいと思う。
今日はこのへんで。
以上、BOKURAししどでした。
良いモノは作っているが、潤沢な予算が無い
良いモノは作っているが、発信の仕方が分からない
良いモノは作っているが、発信のリソースが無い
…こういった企業やブランドを、ファンの力で救いたいのです。
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