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地方で使うビジネス横文字はかっこよくない

山口県萩市で中小企業支援の仕事を初めて、はや2年が経ちました。

大阪東京でキャリアを積み、バリバリ働き、地域のお役に立ちたいと移住してきてから思い知ったのが、都会と地方の言葉のギャップでした。

セミナー講師に呼んでいただき、質疑応答に理路整然と答えた!と思った際に聴講者から吐き捨てるように言われたのが、

「あんたの言っとることは横文字ばっかでわからん!」

がーん、と頭を打たれたような衝撃。

「そんなに横文字使ってたっけ?」思い返してみると、回答で使った単語は「プロフェッショナル求人」。

リスケでお願いします、ローンチします、エビデンスは?、などなど、

使えばかっこいい(?)、仕事してます感のある横文字ビジネス用語も、

地方においては何の役にも立たないし伝わらないんだなぁ。

自分が横文字を使っているという意識がなかったので、言われて気づくことが出来ました。

かっこよさなんかよりも、老若男女誰にでも伝わる言葉で、わかりやすく伝える語彙力の方が大切。

プロジェクトを進めていく上で、問題意識を共有し同じ価値観であることを様々な言葉で認識し合うことが、サポートする仕事においては本当に大切です。

色んな世代、色んな価値観、萩市の人、市外の人、お子様のいる方、独身の方、様々な方に広く門戸を開いているからこそ、

「この年代のこういった発言をする方にはこの言葉がわかりやすいかな」

「感情の言葉が出てくる方だから理屈っぽい話し方はやめてみよう」など、

相手に合わせた言葉を瞬時に察知し、見つけ、信頼関係を構築する術が必要です。

馬鹿にしているわけではなく、小学校高学年の子でも分かる伝わる言葉を選び話せるようになるのは、

今までの言葉選びの癖も相まって中々難しいことでした。

2年経ち訓練でようやく出来てきたのではと思っています。

私は30代で経営者の方を相手にするお仕事をしているので、年齢的にもマウントを取られることがとても多いです。

その際によく横文字を使われ理解できてる?この単語わかる?みたいな

分かりやすいマウントを取られることも多いのですが、

このことに気付けてからはあたたかくスルーできるスキルも身につきました。笑

まず第一に、相手の立場に立った話し方を大切にしていきたいです。


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