『機能不全家族で育つとどうなる？』～我が家のケース～＃２　次女はぴこ編①

皆さんこんにちは。はぴこです。
私は機能不全家族で育ちました。
今回はどのような幼少期のはぴこが嫌だったこと傷付いたことなどを
挙げていきます。
※文章を読んで少しでもお辛くなる場合は、その時点でご閲覧を中止して頂くようお願い致します。

それではまずは家族紹介です。

　私、はぴこは姉と6歳年の差があり、両親が大分丸くなってから生まれたため姉よりは大変な思いをせずに済んでいました。気が弱く大人しい子で、自己主張は苦手でした。
そんな私が記憶に残る辛かったこと、嫌だった家族の記憶についてお話していきます。

①きちんと教えていないのに、大人への敬語や礼儀正しい振舞を求めて怒る
　日常の中でこのタイミングでこういう振舞をするとかこういう言葉を言うとか、あらかじめ教育があって初めて礼儀正しく振る舞えるのだと思いますが
「見ていればわかるはずなのに、なんでできないの!?」
が母の口グセでした。

従妹はこちらの両親に敬語を使わないのに、幼稚園～小学校低学年でも
こちらは叔父叔母へ敬語を使うように言われました。
間違うと怒られるし、正解をしっかり教えてもらえるわけでもないので
何と言っていいかわからず、次第に大人と話さず、より無口になっていきました。

また子供心に「子供なのにかたい敬語でいいのか？子供らしくないと思われないのかな？」と変な心配もしていました。

②「子供のことを思って私はこれだけのことをしてきた」
　子供のことでなくても、母は今までやってきた自分の凄いところを良く語っていました。
おそらく母は学歴コンプレックスがあり、自分に自信がなかったため、
自分で自分を凄いと言って聞かせるしか、自信が持てなかったのだと思います。
またそんな自慢(?)話を同じママ友にできるはずもないので、結局話すのは子供しかいなかったのだと考えられます。

子供サイドとしては「子供のこと」と言われても、望んでいないことをされた場合は嬉しくも何ともなく、かえって、「押しつけがましく言われるなら、何もしてくれない方がいい」と思っていました。
成長するにつれて、後から何か言われることがないように、
極力私は親に何もしてもらわないようにするようになります。
今でも「あなたのためを思って」といった言葉はとてつもない嫌悪があります。

③子供に夫や各子供の悪口を話す
「あなたが産まれる時、お父さんは外でお酒を飲んでいて
病院に来てくれなかった。」
「昔お父さんは私に暴力をふるっていた。」
などどいう父への過去の不逞話や

「お父さんは子供への文句を私に言ってくる！」
「あんた達に直接言わないから私がストレスを感じる。」
など、父への不信感をあおり、母は子供を自分の味方につけようとしていました。

一方で
「お姉ちゃんは習い事をしてもすぐ止めてしまうし
勉強もできない。育て方を間違った」
など母が思う良い子でないと、子供を全否定していました。

私が知っている父は大人しくて子供に優しかったですが
そんなことを聞かされていると
「昔は父が母にひどいことをしていたんだな」
「母は可哀想な人で色々我慢してくれているんだな」
と思ったり
「良い子でないと、影で文句を言われるんだな」
と学習していきました。

④「あなた達（子供）がいるから可哀想で離婚できない」
　この言葉はしょっちゅう言われていました。
子供たちが自立してからも離婚はしていなかったので、結局本人の問題だったと今では思えるのですが、当時は私たち子供が母の足を引っ張っていると感じました。
また父も母も偏っている人なので、離婚してどちらか一方に付くのも、精神的にも生活にも不安を感じて「離婚していいんだよ」と声をかけることができず、それも罪悪感でした。

⑤本人が聞いているところで「子供は変な子で困っている」と涙ながらに周囲に相談する
　家族のフラストレーションを自分の中にためこんでいた私は子供なのにあまり笑わず、暗く話さない子供になっていました。
もともとが大人しくおしゃべりなタイプではなかったこともありますが
そんな状態になっている自分に気付いてほしい、構ってほしいという
親に対する１つの抗議というかサインでした。
しかし全く伝わらず、私が聞いているところで、周りの人に「変な子」だと涙ながらに相談されてしまいました。
自分が笑わない理由を周囲の大人に話せば母の顔をつぶすことになるし、
こちら（子供）の言い分は大人は聞いてくれないだろうと思っていたし
「『暗くて変な子』も事実だしなぁ」と思って、お腹に黒いモヤモヤが溜まりながらも黙って受け入れていました。

さて、大分長くなったのでまた次の記事に続きを載せていこうと思います。
母はお酒を飲んで暴言を吐いたり、帰ってこなくなっていきます。
詳細をまた次回ご説明していきたいと思います。
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます！