人間関係のおいしいところだけを味わおう

人生の問題というのは基本的に人間関係から生まれることが多いと考えている。
わかりやすく根拠のない割合を示せば、9割はそうだろう。残り1割は災害である。

人間関係さえうまくやっていくことができれば、9割の問題は起こり得ないということになる。
では、人間関係をうまくやるにはどうすれば良いのか、ということだが、これはありきたりだが、距離感である。

相手と適切な距離を保つこと。これに尽きる。

例えば、Aさんとは会えば楽しく話をすることができる。ただ、どうも一点気になることがある。
途端に誰かの悪口を言う。しかも、それがあまり的を射ていない。

こんなAさんとは、会って30分くらいの会話をする程度に留めておいた方が良い。30分というのはあくまでも想像だが、誰かの悪口を言い始めず、楽しく会話できるのが30分以内ということにしておく。
Aさんとの適切な距離感とは、30分程度なのだ。

一方で、Bさんとはいつ会っても楽しく、そしていくら話しても飽きない、そんな人もいる。そのような人とは常日頃から一緒にいれば良い。

Bさんとの距離感でAさんとも付き合ってしまう、そんな時に問題は起こる。
Aさんとは30分がタイムリミットなのに、Bさんと同じように接してしまうのが良くない。
おそらく、上記のような分け隔てなく、平等に接する人は優しいのだろう。でもそれで自分を消耗させて、問題を発生させるのはもったいない。
相手にとっても問題は発生しないに越したことがないのだから、「問題を発生させないために、私はあえて平等に接していないのだ」と考えよう。

ここまでで結論が出ているのだが、余談で、なぜ私がこういった考えに至ったのかを記載しておく。
私は仲良くなると、なんだかんだやり取りを続けてしまう性格だ。「来るものを拒まず」といった性格とでも言おうか、相手から連絡があれば無限に返事をしてしまうのである。
これの良くないところは、相手との距離感を自分で決められないことにある。相手がこちらに近寄り続けて本来適切ではない距離感になったとしても関係を続けてしまうのだ。

これによって私は相手と近くなりすぎてしまい、結果私も相手も疲弊して破綻するということがしばしばあった。

だからこそ、私は自分で適切な距離感を保つ術を身につけたいと思ったし、皆さんにもそうするのが良いのではないだろうかと勧めた次第だ。
適切な距離感で平穏な日々を送れることを祈る。私も皆さんも。

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