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『モリサ・フェンレイ・ダンス』from『エスペラント/A Wongga Song Dance』

大地にかかとをつけて離さぬように、
あのベトナムの僧ならば
地球に接吻するようにと言うであろうように踊るのだ
スタンプ、足裏を大地の頬にすりよせて撫でるのだ
スタンプ、スーフィの舞いを風の袖にすりよせるのだ
樹は実をほどこすだろう
川は鰐を浮かべるだろう
人はかかとを捺すだろう
地の塩の味覚を確かめるように

[セルフ解説]
『エスペラント』を好きで聴いてはいましたが、「これはモリサ・フェンレイのためのダンスミュージックである」と伝え聞いてはみても、「モリサ・フェンレイ、それ、誰?」状態であるし、タイトルの『A Wongga Song Dance』をみてもいったいどんな意味なのか、五里霧中が2乗されて二十五里の豪雨ときどき霧中状態であったのが当時の様子です。

それが劇的に理解可能になったのは、ひとえにウェブのおかげですw

なにしろ、「モリサ・フェンレイ ダンス」で検索すれば、当時の最先端であるので、西欧風にデジタル化されたモダンダンスであろうと想像していたものを全く裏切る形で踊られる動画がそこに再現されてしまうのです!

なんてこった、こんなダンスだったとは!
これは、農大の大根踊りの変形にすぎない。
しかも、大根踊りは下駄を履いているが、
こちらは素足で踊り、
しかも、踵をぴったり地面に、いや、舞台に、か
くっつけているではないか。
大根踊りの変形ではなく、源流かもしれない。

こ、こ、これは
モダンというか、縄文というか
縄文モダンというか、そういうものだ。

コンピューター音楽でビヨン、ビョンやっていて
新しいっっっっとか思っていたら
それがじつはその音が
アイヌのむっくりそっくりという事態と同じではないか。
想像していたものとは全く異なるものでありながら
ああ、懐かしい、
懐かしいよ、モリサ、
きみがやりたいダンスは古代明朗舞踊なんだね、
わかったよ、
地に塩する踊りなんだね。

ということを詩に書いたつもりですが、
伝わりましたかね笑。

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