議員に説明しています
【ブログ更新日】2022-06-04 08:30:08
ある市民の方が、市役所に広報紙の記事について、文書で質問されました。
すると、次のような回答が文書で寄せられました。市民の皆さんは、どう思われますか。
私なら、いくら「パワハラだ」と言われても、電話で怒鳴りつけているでしょう。
2年前までは、考えられないことです。
もし、こうした対応をしたら、上司から叱り飛ばされたでしょう。
当時の職員は、「該当の部分のコピー」を同封し、「わからないことがあればいつでも言ってください」等の但し書きくらいしたでしょう。
こうしたことが、どうして出来ないのでしょう。
市の職員としては、いかにも情けない対応です。
「ホームページに掲載しています。」
パソコンを使わない人は、どうするのですか。
何を考えているのですか。
「議員に説明しています。」
これは市長がいつも言っているフレーズです。
ついに職員まで言うようになっています。
以前から指摘しているように、議員は市の重要事案を議決します。
市長は事務を執行する権利と義務を有しており、市長は議決された事案を執行し、そのために市民への周知を図ります。
議決された事案を説明するのは、市長の仕事なのです。
議員は市長の小間使いをすることはなく、議決内容を市民に説明する義務もありません。
これが、地方自治法の原則です。
地方自治が何たるかも知らない市長が、無責任に発した言葉を鵜呑みにして、職員が市民に冷たく言い放つ。
こうした体質が、行政全体に浸透しているとしたら、「行政サービス」という言葉は、安芸高田市から消えるでしょう。
「本質は細部に宿る」と言います。
石丸市政の本質が、あちこちから見えます。
[注] 議員が、重要案件の議決や一般質問等について、「後援会だより」や「議会報告会」等で報告するのは、自分の支持者へのサービスです。
それ以上のものではありません。
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