ただの同人小説書きが、好きなことで生きていくために。

好きなことで生きていくためには、価値の高いアウトプットが必要である

「好きなことで生きていく」というのは多くの人がそうありたいと考える理想像です。何を隠そう、私もそのひとりです。
しかし、その道が困難であることもまた理解しています。
最も困難なのは、「好きなことをアウトプットして、それで生計を立てられるほどの価値を生まなければならない」ことだと考えています。
「好きなことをする」というのは、多くの場合インプットです。
ゲームをプレイすること、本を読むこと、アニメを見ること。
そうした行動は自分の中だけで完結するため、何の価値も生み出しません。
仕事が別にあり、そちらで生計を立てているのであれば、それで構わないでしょう。しかし、好きなことで生きていくためには、好きなことでアウトプットをしなければなりません。ゲームのプレイを実況配信する、アニメの感想を書いてブログで発信するなど、アウトプットをしてはじめて、他人がお金を落とすに足る価値となりえるのです。

私が好きなことで生きていくためには

では、私の場合はどうでしょうか。私はゲームも読書もアニメも好きですが、自信を持ってアウトプットと言えるのは小説くらいのものでしょう。
私は趣味で小説を書いています。同人誌を制作して同人誌即売会で頒布したり、小説家になろうをはじめとしたWeb小説投稿サイトに投稿しているような人物です。
ならば私は、アウトプットをしているから好きなことで生きていけるのでしょうか。
残念ながら、そうではありません。
なぜなら、そうしたアウトプットのほとんどは「それで生計を立てられるほどの価値を生み出していない」からです。
なぜ生計を立てられていないのか。小説書きが小説で生計を立てるということが簡単でないことは当然ですが、なにより「自分が書きたいように書いて本にして頒布していただけだったから」というのは大きいと考えています。
書きたいように書くことが悪いのではありません。それを多くの人に知ってもらい、作品の内容に興味を持ってもらい、手に取ってもらうという、受け手の感情に寄り添った一連の流れを一切考慮していなかったことを反省しています。
「こんなん書きました。イベントに出します」とSNSで告知するだけでは、一方的に発信されている有象無象の情報と共に流されてしまい、より多くの方に知ってもらう、価値を感じてもらうといったことができていなかったのだろうと考えています。
中身の面白さという意味ではまだまだできることがあるでしょう。しかし、より価値の高いアウトプットをするためには、中身を頑張る……つまり、「面白い小説を書き続け、発表し続ける」だけでは効果が薄いと感じています。それは大前提として、より多くの人にその作品を知ってもらう、私自身の認知度を向上させるための活動をおこなうなど、アウトプットの方法に工夫が必要ではないかと考えています。そうした工夫を凝らしてこそ、「価値の高いアウトプット」になりえるのではないか、と。

価値の高いアウトプットとは

では、生計を立てるに至る「価値の高いアウトプット」とはなんなのでしょうか。私はそれを仮に、「他の既存コンテンツではなく、そのコンテンツを見たいと思わせる優れた点を持ったアウトプットであること」ではないかと仮説を立てました。
・他の既存コンテンツよりも面白い
・他の既存コンテンツよりもわかりやすい
・他の既存コンテンツよりも共感できる
など。
とはいえ、なにをもって他の既存コンテンツよりも優れているのかを定量的に測るのは困難です。
そもそもどんな既存コンテンツがあるのかを勉強して、どういう点に自分の強みを見いだせるのかを検討して、実際のアウトプットを制作する。
そして、既存コンテンツの傾向調査結果やアウトプット制作の検討過程をオープンにして、後に続く人の参考になるようなアウトプット(動画やSNSなど)を制作する。
そのアウトプットに対するリアクションを踏まえて、次の小説作品の制作や動画制作に反映させていく。
ただ小説を書くだけだった今までよりもやるべきことが増え、困難な道であることは想像に難くありません。しかし、そこまでしないとこの活動で生計を立てることが難しいのであれば、ぜひ挑戦したいと考えています。

noteクリエイターサポートプログラムに応募した理由

私がこれまでに述べた「好きなことで価値を生み出す活動」に挑戦するにあたって、より価値の高いコンテンツを制作するためのツールを利用したいと考えています。また、note様の人脈をお借りしてこれを実現するためのアドバイス等いただけると大変ありがたく存じます。

■支援してほしい内容

上記に挑戦するため、以下をご支援いただきたいと考えています。
・Adobe CC 一年プラン(Photoshop、Illustrator、InDesign、Premier Proなど)
・VTuberアバター制作(デザインからワンオフで制作依頼予定)
・Web小説投稿サイト発で書籍化を実現した作家とのコラボ紹介
・小説作家向けのnoteの使い方に関するアドバイス

Adobe CCはクリエイターが価値の高いコンテンツを制作するにあたって欠かせないツールで、文字や背景のデザイン、小説などの組版、動画制作など、あらゆる創作活動を強力にサポートしてくれます。文字を単にテキストで伝えるだけでなく、組版やイラストの利用といったデザイン面の工夫をすることによってより視覚的な効果を与え、心に残るコンテンツの制作ができると考えています。
VTuberアバターは、社会人である私の代わりに視聴者と向き合い、コミュニケーションをとるためのアバターとして用意したいと考えています。
現状社会人である私は、社内外への顔ばれ防止のために顔出しで配信や動画撮影をすることができません。いずれ独立した場合にはリアル顔出しなども想定されますが、少なくとも現時点では必要なものと考えています。

私について

ペンネーム:鞍馬子竜
略歴:小学生のころから印象に残った出来事を原稿用紙に書き残そうとするなど創作意欲が高かった。2000年代後半から本格的に小説を書こうと思い立ち、独学で黒歴史小説を量産。2chの「文才ないけど小説書く」スレにて小説の基礎を学び、2011年からは東方Projectの二次創作小説を書き始める。
2012年から同人サークル活動を開始して二次創作小説本を中心に同人活動を展開。
東方Project→艦これ→花騎士とハマったジャンルで小説本を書き続ける。
2022年からはWeb小説投稿サイト発の小説に影響を受け、自身初となるオリジナル小説に挑戦。新作「敗戦国の戦姫令嬢は生き残るために仇敵皇太子の婚約者になりました」は現在「小説家になろう」をはじめ各種Web小説投稿サイトで連載中。
https://ncode.syosetu.com/n4718ht/

Adobe CCもVTuberアバターも、私のアウトプットを着飾る外身にすぎません。どんなに綺麗に着飾っても、中身である私のコンテンツが面白くなければ意味がないでしょう。中身に関する研鑽は今後も休まず続けていきます。もしプログラムに採用されなかったとしても、私なりに好きなことで生きていける道を模索し続けるつもりです。
どうか応援いただけますようお願いいたします!

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