不安の正体はいつも先のことを考えてしまうからだった
自分がそこに注目するからなのか、それとも今の自分に必要なことを神様が示してくれるのか。
やたらと目につく言葉がある。
それは、目の前のことに集中するということ。
この言葉を意識したきっかけは、徳島県の平等寺というお寺の住職さんのお話。YouTubeやニコニコ動画などで24時間オンライン参拝を行っているお寺で、たびたび勤行後の住職のお話を聞いている。
その中で、「先のことを考えると人は不安になる。不安にならないためには、先のことを考えないこと」と話されていた。
それはまさしくその時の私だった。それからは、今日と明日のことくらいしか考えないように努めた。数カ月先・1年先のことはその時の自分に任せる。今の自分は今のことを考える。
たくさんのことを抱えているときでも目の前にあることはひとつ。そのひとつひとつと大切に向き合っていく。
そこからかな、いろんなところでいろんな人が「今目の前にあること」の大切さを語っていると気づくようになった。
この間アマゾンプライムで観た映画「日日是好日」もそうだった。
今朝も、何冊か持っている自作の名言ノートをパッと開いたらそんなページだった。「今この瞬間に目の前にあることに集中する」
目の前のことを見ていなかったというと、大学受験の時を思い出す。目標は高いが努力が追い付いていなかった私は、それだけ不安にかられていた。その頃、英語の勉強を始めて5分もすると不安になって歴史の勉強にうつり、でもやはり集中できなくて違う勉強したほうがいいかな?と悩みだす。こんな繰り返しで肝心の勉強が進まない。あれはまさに、先のことを考えて目の前のことに集中できなくなっていた状態だと思う。
今もそうだ。受験生になった娘の1年後を心配して焦り、不安になってしまう。
自分の事なら自分で始末をつけられるからいいが、娘のことで不安になってそれを彼女にぶつけてしまったら、申し訳ない。気を付けなくてはいけない。先のことは考えない。
今日と明日とちょっとだけあさってのことを考えて、娘のことは本人に任せて(なるべく)、日々過ごしていこう。
そしてさらに、今日と明日を生きる中でも、今目の前にあることをちゃんと見つめて、今この瞬間を生きたいと思う。
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