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私たちの便利な暮らしは「チームワーク」と「やってみよう精神」で支えられていた!【NEXCO東日本】

Meetupの魅力でよく挙がるのは、働く社会人と近い距離で話せること!

しかし実際、
「企業について何か事前知識があった方がいいのかな?」
「知らないうちに企業の方に失礼なことを聞いてしまうかもしれない…」
このような疑問や不安を抱えている人も多いのではないでしょうか?

そこで今回はMeetup初心者や興味はあるけどなかなか参加する勇気がないという学生さんに向けて、NEXCO東日本さんのオンラインMeetupをレポートしていきます!

<今回のMeetup参加者>
【社会人】 原島さん
NEXCO東日本 仙台の管理事務所に勤務。事務系総合職として2019年に入社。大学時代は法学部で勉強する一方、陸上部でも活躍していた。

【学生 】 K
東京工業大学2年
生物学を中心に勉強する普通の大学生。修士課程までは進学するつもりで、就活や企業の情報にはまだ疎い。


高速道路に関することすべてが事業内容

ー初めまして。今回取材をさせていただくKと申します。本日はよろしくお願いします。NEXCO東日本さんは高速道路の工事で通行止めをお知らせするCMで名前を聞いたことがあるくらいです。初めに会社の事業内容を教えていただけますか?

原島さん:
こちらこそよろしくお願いします。NEXCO東日本は、東日本にある高速道路の建設や維持管理をしている会社です。最近は新しいことにも積極的に取り組んでいて、サービスエリアの大規模改修や、サービスエリア内のホテル事業なども行っています。

ーなるほど、高速道路についてあらゆる面で関わっている会社なのですね!原島さんご自身の業務内容を教えていただけますか?

原島さん:
私は管理事務所というところで、東北自動車道など仙台周辺にある高速道路の維持管理をしています。管理事務所とは、高速道路が通る自治体と高速道路会社との窓口になっているところです。高速道路周辺での工事の相談や地域住民の方からの要望対応にも関わっており、道路を利用する人やその沿線にいる方々に1番近い仕事だと思っています。
自治体の方や道路事業に関わるグループ会社の方、事故が起こったときには警察の方とも一緒に仕事をします。どれもチームで動いているのでいろんな人とコミュニケ―ションをとることが必須です。事務所内では出身学部が理系、文系を問わず、いい意味でごちゃ混ぜになって働いています。

高速道路って色々な立場の人が関わっているんですね。知らなかったです!次に原島さんの1日のスケジュールについて教えていただけますか。

原島さん:
毎日出勤したら、高速道路上や側道のパトロールを行ってくださるグループ会社の方から、前日に何か異常はなかったかの報告を受けます。
現場の状況を詳しく知る必要がありそうなところがあれば直接見に行ったり、工事を担当するグループ会社の方に相談したりします。自治体の方との工事関連の会議に参加することもありますね。
午前中は比較的道路現場などの外部に出ていることが多いです。休憩時間に地元の名物食堂に行くのがひそかな楽しみだったりします笑。午後は事務所に戻り、社内業務を行います。

ー道路現場に行かれることが多いと仰ってましたが、就職する際に免許を持っていないと不利にならないですか?実はまだ免許を取得していなくて…汗

原島さん:
そんなことはないです笑。
私自身は大学生の時に免許を取得しましたが、同期の中には持っていなかった人もいましたよ。それでも入社1年以内にはほとんどの人が免許を取っています。確かに現場に行く機会は多いので、車の運転はこの会社に入ってから1番上達した技術かもしれませんが笑。

ーそうなんですね!安心しました笑!

写真①案

社会基盤となるインフラを今まで通り支えていく

ー今年の新型コロナウイルスの流行によるお仕事への影響はありましたか。

原島さん:
実は高速道路を利用する人のうち、トラックドライバーなどの物流関係者がかなりの割合を占めています。新型コロナウイルスの影響で旅行する人は減りましたが、物流を止めるわけにはいかないので、多くの業務は以前と変わらないままでした。
しかし大人数で集まることが難しくなったので、私たちもオンラインのツールを用いて効率的な情報伝達ができるように工夫しています。
私たちの仕事方法を変化させながらも、社会の基盤となるインフラを今まで通り支えていくことが重要であり、難しいところだと感じています。

ー確かに最近はインターネットで買い物することも多いので、物流業界はどんどん忙しくなっていると聞いたことがあります。私も自粛中に何度も注文しちゃっていました笑。原島さんたちが高速道路をきちんと維持管理していてくれたからこそ、私たちが便利な生活を送れるんですね!
今度は、お仕事をされてきた中で1番やりがいを感じたことを教えていただけますか。

原島さん:
昨年の台風19号では宮城県に大雨特別警報が発令され、大きな被害が生じました。この時は利用者や高速道路の安全を守るために道路を通行止めにし、道路被害状況をいち早く把握するために警戒体制を構築しました。深夜に上司と様子を見に現場まで行った時は、正直とても怖かったです。台風の影響で冠水や土砂崩れが起こり、それらをどの順序で応急的に対応し、どの段階で通れるタイミングにするかという総合的な判断が難しかったです。
一方で社内のチームワークをこれまで以上に感じる出来事でもありました。社会の重要なインフラを守るという会社の社会的意義を再認識できて、改めて仕事のやりがいを感じましたね。
また、サービスエリア内に新しくできたホテルの事業に関わったときは利用者や従業員の方の声を聴くこともありました。それらの意見や周辺のルート、照明などの環境的な影響等あらゆることをくみ取りながら、必要な設備を整えて進めていくので苦労もありましたが、頑張った分、利用している方々から感謝の声を聴けたときには、やりがいを感じられましたね。

ー台風のお話、びっくりしました…。素直にすごいと思います。
 チームワークがないと成せない、大変なお仕事だったと思います。

写真②案

NEXCO東日本の新事業 サービスエリア内のホテル「E-NEXCO LODGE 長者原SA店」

何事も積極的に!「やってみよう精神」

―原島さんご自身を含め、これから社会人になっていく若い世代にはどのようなスキルが求められていると思いますか。

原島さん:
何事にも果敢に挑戦しようとする、「やってみよう精神」だと思います。高速道路の維持管理には終わりがありません。それに、災害の規模も大きくなり、また高速道路の老朽化が進んでいる最近では、今までの経験が通用しないことも多くなってきているので、何事にも前向きに取り組めて、同時に周囲と信頼関係を築けるスキルはとても大切だと思います。

―変化に強い人材が求められているのですね!私もいろいろなことにチャレンジしていきたいと思いました。最後に、これから社会人になっていく大学生に向けてメッセージをお願いします!

原島さん:
学生としてもちろん学業も頑張ってほしいのですが、その他にサークル・部活やバイトなど何かチームで動く経験をしてほしいです。チーム内でコミュニケーションをとる技術は社会人になってからも絶対に活かせると思いますよ!

―本日はお忙しい中ありがとうございました!


---編集後期---

取材前は「高速道路」というと旅行の時に走るくらいの存在でしたが、たくさんの人たちによって安全な道路が維持されていることを知り、驚きました。何気ない日常にあるものでも、その裏側では多くの人たちによって支えられているということがわかると、自分の視野が大きく広がったように感じます。
この文章を読んでくださった方が少しでも何かを「面白そう」と感じてもらえたら幸いです。


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Meetupとは、学生の皆さまが企業の人事担当者との双方向のコミュニケーションを通じて、就活やキャリアに関するリアルな情報を肌で感じていただけるサービスです。



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