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私の本棚

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とにかく乱読、雑食、斜め読み。過去のブックレビューも発掘、収録予定。
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記事一覧

「海をあげる」から渡されたバトン

なんとも優しいタイトルだ。 青が基調の装丁、ページをめくるとおだやかな目次がならぶ。 ゆと…

しろぐ
2年前
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この町の財産

ここ数ヶ月、時間はあれど、 自分たちの今後の舞台の仕事がどうなっていくのか、舞台芸術の役…

しろぐ
4年前
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英語の学び直し期間にやっていること

今、仕事のターゲットは現実的にはほとんどが日本国内なのだけれど、(仕事として関わっている…

しろぐ
5年前
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「丁寧な暮らし」ってなんぞやと、松浦弥太郎を読む

ナチュラリスト系の記事を読むと近頃非常によく出てくる松浦弥太郎さんという名前。 一度はち…

しろぐ
5年前
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1億円がなんだ。「芸術起業論」

お初の村上隆さんの本「芸術起業論」 美術でも音楽でも舞台でも文学でも、「芸術」で括られる…

しろぐ
5年前
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文章は、誰でも書けるからこそ「職業としての小説家」

村上春樹の「職業としての小説家」 あー久々に読むこんなに読みやすい文章! 丁寧で、語弊が…

しろぐ
5年前
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推理小説みたいな「フェルマーの最終定理」

いやー面白かった! って高校数学1で7点とか取ってた私が偉そうに言うことじゃありませんが、たまたま手にとったこの本。 「かえる文庫」という地元の駅でテイクフリーで置いてある、カバーも取れたボロい本だったので、いわゆるあらすじなど前情報を全然知らずに読み始めたのですが・・・ 最初史実だとは知らずに推理小説だと思ってたくらい、すいすい読み進められてしまう。 内容はそのまんま、数百年持ち越されている数学の難題「フェルマーの定理」をついに解き明かした数学者のドキュメント。 ただ、