「海をあげる」から渡されたバトン 2 しろぐ 2021年12月2日 01:27 なんとも優しいタイトルだ。青が基調の装丁、ページをめくるとおだやかな目次がならぶ。ゆとりのある文字組みで、幼い娘さんの微笑ましいエピソードから始まる。そのソフトさからは、ほっこりとおだやかな日常エッセイが始まるように思われるが、私はわずか20ページで涙が止まらなくなり、一度本を閉じた。その後に続く本編の重さを考えれば、それは最良の選択だったと読み終えた今、思うのだが。本文つづき 海をあげる 上間 陽子 著 おびやかされる、沖縄での美しく優しい生活。幼い娘のかたわらで、 自らの声を聞き取るようにその日々を、強く、静かに描いた衝撃 www.chikumashobo.co.jp ダウンロード copy #沖縄 #ブックレビュー #読書・書評 #海をあげる 2