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【短歌】花風送りのその先に🕊️

白渦の 吹雪が如き春雨に
散りし桜は銀世界なり

散りしあと わずかな木漏れ日 降り注ぐ
若草はこぶ 青葉風かな

しらうずの/ふぶきがごとき/はるさめに/ちりしさくらは/ぎんせかいなり

ちりしあと/わずかなこもれび/ふりそそぐ
わかくさはこぶ/あおばかぜかな

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【歌意】
春の冷たい風が桜の花びらを巻き込み、吹雪のように白く渦となる
翌朝、散った桜が河川敷一面を覆い、まるで銀世界のよう

花が散った後の木々に若葉が芽を出し、ほんのわずかな陽を落とす
花風とともに新緑の草と柔らかな土の匂いが運ばれてきた
青葉風がすぐそこに来ているのだろうか



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