自由につかえる青少年の居場所に行ってみた
先日、横浜市にある青少年交流・活動支援スペース「さくらリビング」に行ってきました。
というのも、その前にさくらリビングさんにインタビューを行い、実際に空気を感じてみたくなったという経緯があります。
ということで、今回はさくらリビングさんについてご紹介します。
さくらリビング、どんなところ?
さくらリビングは横浜市中区桜木町にある青少年交流・活動支援スペースです。青少年の居場所としての役割や、そこでスタッフが青少年と交流し相談にのることもあります。
誰が利用するの?
利用者は中高生から24歳までの青少年が中心(高校生が約4割)となっています。大人の利用も可能です。スタッフの方によると、午前は大人が多く午後は高校生が多いそうです。
一人で、また友達と勉強しに来た中高生や不登校の中高生、家に居場所のない青少年、発達障がいをもった青少年など、様々な人が利用しています。
彼らがどこから来るのかというと、さくらリビングに近い京浜東北線沿いの学校に通っている中高生や、中区、西区に住んでいる青少年が多いそうです。地域密着型ですね。
どんな時に利用するの?
さくらリビング内には無料で交流や学習ができるフリースペース(*コロナ禍でフリースペースでも初回は登録が必要です)と、登録が必要で部屋によっては利用料金が生じる貸出スペースがあり、貸出スペースは音楽スタジオやミーティングルームなどがあります。
貸出スペースは、誕生日会を行ったり、文化祭の実行委員の集まりを行ったりと、利用する目的は人それぞれです。
実際に行ってみた
私がさくらリビングに行ったのは土曜日の午後です。
さくらリビングのあるフロアにつき、入り口まで歩いていると活気のある話し声が聞こえてきました。入り口で私が入るのを躊躇っていると、スタッフさんが声をかけてくださいました。
コロナ禍ということでフリースペースの利用も登録制になっているので、私も受付で住所や電話番号などを書いて登録手続きをし、フリースペースの中でも奥の方にある学習コーナーを1時間弱利用させていただきました。ちなみに無料でWiFiも使えます。
コロナ対策として入り口での検温、アルコール消毒、換気などを行っています。
私が訪れたときにフリースペースにいた人は全員高校生で、交流コーナーでは高校生たちがボードゲームを行っており、その近くの机では1人で来ていると思われる人が数人勉強していました。学習コーナーはその奥にあるのですが、友達と一緒に来ているらしい高校生や、一人で勉強しに来ている高校生で席はほぼ埋まっていました。
スタッフの方によると、フリースペースは以前は勉強している人が多かったそうですが、今(2月末)は受験が終わった人も多く色々な目的の人が混ざっているそうです。
私が行った日は、貸切スペースはダンスをしている団体や子供を対象に活動するNPO、高校の文化祭の実行委員の方たちなどが利用していました。
実際に行ってみて「ここは穴場だな…」という感想を抱きました。私が行った日は人が多くいたように感じましたが、公式Twitterをみると日によって利用者が多い日もそうでない日もあるので、学習の際に周りの話し声が気になる、という方なども人が少ない日・時間帯を狙っていくのもおすすめです。
最後に…
この施設は横浜市が運営を担っています。
友人との遊び場所として、勉強の場として、真面目な話し合いの場としてなど、人によって違うさまざまな需要を満たしてくれ、ちょっとかゆいところに手が届くような場所だなと思います。今後このような施設が増えれば、家や学校に居場所がないと感じている人にとっても、そうでない人にとっても、多くの人の憩いの場となるだろうなと思います。自分の家の近くにさくらリビングのようなところがあったら通いたいです。
桜木町が自宅や学校から近いという方は一度行ってみてはいかがでしょうか。新しい自分の居場所になるかもしれません。
さくらリビングの詳細はこちらから
・公式ホームページ
https://yokohama-youth.jp/kkspace/
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