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パレスチナのアニメつくり手姉妹・totoさん&Shimaさんとのお話

こんにちは、SHIRORUでは11月19日~22日まで、WEB上で開かれている京都大学11月祭に、パレスチナのオンライン写真展を出展しています。

https://nf.la/general/exhibition.php?code=xT-018

上のリンクから期間中はいつでも、どなたでもご覧いただけます。パレスチナの人々の日常を見ていただける写真を58点、さらに1本のアニメーションを紹介しています。

今回、アニメーションを制作されたパレスチナの姉妹・totoさんとShimaさんにzoomでインタビューを行いました。WEBサイトに載りきらなかった分も含めて紹介しています。

アニメは下のリンクからご覧いただけます。

画像1

https://www.youtube.com/watch?v=cdSGTtV8Tx0

しろるインタビュアー:ゆずか 参加者:るーかす、ゆいこ、いみちゃん
パレスチナ:Toto(トト)さん、Shima(シェイマ)さん 姉妹

アニメーションについて

Q. このアニメの製作者は誰ですか?
A.トトさん:「4人のチームで制作しました。 私がプロデューサーやディレクターを担当し、シェイマとヌールがアニメーション担当、もう一人は法律家の方で、世界の法について扱う際にいろいろと助けていただきました。」

Q. アニメーションのアイデアを発案されたのは誰ですか?
A. シェイマさん:「私(シェイマ)です。」

Q. そうだったんですね。発案の動機はなんですか?
A. シェイマさん:「ただ、戦時下のパレスチナの生活を知ってもらいたかった、その一心です。」

Q. アニメーションの制作方法について
A. シェイマさん:「スマホのibis paintというアプリで作りました。そこで絵を描いて、課金した他のアプリで動きを加えました。まずいくつも絵を描いて、それを全部集めて、編集アプリでアニメーションにした、という流れです。」

Q. アニメーションの内容はすごく悲しいものでしたが、ガザではそのような悲しい話を聞いたことがありますか?
A. シェイマさん:「本当にこんな話をたくさん聞きますよ。そういった体験談にインスパイアされました。このアニメーションの話が実際にあったかどうかはわかりません。」

Q. ご友人の体験などではないのですね。
A.シェイマさん:「いえ違います。」


Q. 他のアニメーションを作ってみたいと思っていますか?
A. シェイマさん:「はい。本当に作れたらいいなと思っています。将来はアニメを作りたいです。ファンタジー系の…今回のような感じの悲しいものだけじゃなく…」

Q.アニメを見るのは好きですか?
A. シェイマさん:「はい!とっても好きです!アニメ見るの嫌いな人なんかいないはず笑笑」

Q.日本のアニメは何かご存知ですか?
A. トトさん&シェイマさん:「うんうん もちろんめっちゃ知ってる!ハンターハンターとか…」「NARUTO」「そうそうNARUTOとか…」

ゆずか:「あ〜日本でも人気のアニメです!」
シェイマさん:「いろいろ他のも知ってるけどアラビア語のタイトルしかわからないです笑」
トトさん:「漫画とかみんな読む?」
ゆずか:「読みます!ワンピースとか…」
トトさん:「あ〜良いですね。私は読むよりアニメで見るかな。ハンターハンターのアニメめっちゃかっこいい。ほんとに。超かっこいい」
ゆずか:「私は実際読んだことがないのですが、他のしろるメンバーの子がハンターハンターめっちゃ好きですよ。」
トトさん:「そうなんだ!!良いね良いね!」

Q. トトさんとシェイマさんの将来の夢はなんですか?
A. シェイマさん:「私は本当に本当にエンジニアになりたいです。オリジナルのアニメを作って、物語を考えて、たくさん創造性を働かせたい。」
 トトさん:「私は旅人になりたい。よく言ってるんだけど…旅人になりたい。世界中の国を旅したいです。」
ゆずか:「だからトトさんいろんな言語を勉強していらっしゃるんですね?」
トトさん:「その通り笑」

アラビア語と日本語について


トトさん「初めまして!」「“はじめまして”って日本語めっちゃ難しい笑笑」
シェイマさん「“バカ”も知ってる笑」
一同:笑笑笑
シェイマさん:「他のも知ってる、“俺たち”も知ってる!どういう意味かわかんないけど笑 二人、二人ともって意味だよね?」
トトさん:「Weだよ」
ゆずか:「うんうん。“俺たち”はwe とかwe are です。でも男性用の言葉です。」
トトさん:「あ〜!女の人はどう使うの?」
ゆずか:「私たち、です」
トトさん:「私たちは!」
シェイマさん:「野暮助?も知ってるけど、これもアニメから笑笑合ってるかわかんない笑」

トトさん:「アラビア語はどうですか?ゆずかさんはアラビア語やってるって聞いたけど…」
ゆずか:「(アラビア語で自己紹介)」
トトさん&シェイマさん「わ!!!すごい!!」
ゆずか:「(アラビア語で自己紹介)」
トトさん:「ゆずかさんのアラビア語とってもクリア!よく理解できるよ!!」
シェイマさん:「うんうん!」
トトさん:「るーかすさんは何かアラビア語知ってる?」
るーかす:「一つだけわかります。シュクラン」
トトさん:「めっちゃ良い笑!」「ありがとうございます(日本語)!」
シェイマさん:「ありがとうなら私もわかる笑笑」

トトさん:「You are welcomeって日本語でなんでしたっけ、どうもだっけ、どうぞだっけ」
ゆずかさん:「あ〜!どういたしまして、ですね!」
トトさん:「どういたしまして。アニメ見てるとたまに、「ありがとうございます」の後に「どうも」だったか「どうぞ」だったか言ってる気がするんだけど」
ゆいこ:「どうも、です!どういたしましてよりカジュアルなやつです」
トトさん:「なるほど」

シェイマさんのアートとインスタグラムについて


シェイマさんのアートのアカウント(artby_shim1)があるので紹介してくれました。
昔描かれたものを描き直したものをbefore afterで並べている投稿や、漫画を見せてくださいました。

最後に・・・

Q. このアニメーションで一番重要なメッセージは何ですか
A.シェイマさん:「最も伝えたかったのは、世界中の子供たちに起こりうるかもしれない状況についてです。子供たちにとってはとても困難な経験で、お父さんやお母さんを失くすかもしれない、そういう経験をしている子供が世界にはいるということです。」

Q.このアニメーションを作るのにどれくらいの時間がかかりましたか
A.トトさん&シェイマさん:「2週間半です。」「このアニメはICRC(赤十字国際委員会)のコンペティションとガザ大学のために作りました。このコンペティションでは準優勝だったんです。」
いみちゃん:「おめでとうございます」

Q. いつ作成したんですか?
A.シェイマさん「9月あたりから10月にかけて作りました。」

Q.何か日本の学生に向けてメッセージはありますか?
A.トトさん&シェイマさん「パレスチナや私たちに関心を持ってくださりありがとうございます。皆様のサポートにとても感謝しています。
この会議を開いてくれてありがとう。みんなの事や日本のことをもっと知りたくなりました。ありがとう。」
シェイマさん:「日本の人たち、素敵なアニメを作ってくれるのもありがとう!!」
トトさん:「日本とパレスチナのアニメを作れたらすごく良いと思わない?」
「本当に感謝しています」「本当にありがとうございました(日本語)!!」
ゆずか:「どういたしまして」

トトさん:「パレスチナに向けてメッセージはある?」
ゆずか:「私たちのことを知ってくださりありがとうございます。トトさん、シェイマさん、素敵なアニメーションを作ってくださってありがとうございます。もっとパレスチナについて知りたいので、パレスチナの皆さんがお友達になってくださったらとても嬉しいです」
トトさん:「わあ、光栄です。」
ゆずか:「いつかパレスチナに行ってみたいです。皆さんも日本に来ていただけたらと思います。私の夢です。」
トトさん:「私も!いつか日本に訪れてみんなに会うのが夢です」
シェイマさん:「やろうやろう!お互い会いに行きましょうね」
ゆずか:「今日は本当にありがとうございました」
全員「また会いましょう!」
トトさん「日本では何時かわからないけど、またね!!」

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