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映画「CLOSER」を大人になってもっかい観た件

この文章にはネタバレがあるのでネタバレたくない方は見ないでくださいませ。

クローサーという映画をご存知だろうか。2004年の作品です。

4人の男女の物語って感じです。

超ざっくり言うと、

小説家デビューした惚れっぽい男と

その小説家のデビューのきっかけになる本に出演した元ストリッパーのかわいい女と

一見自立してそうなバツイチの美人写真家と、

気のいいようなでもなんかこうがさつ?無神経?なんと形容したらいいかわからん医師の、

4人がくんずほぐれつする話です。

2004年、わたしは24才くらいでした。多分この配給の数年後レンタルでこの映画を当時観ていたと思いますが、確か当時の感想は「???」だったはずです。

そんな映画「クローサー」を、本日ネトフリで発見したので改めて視聴してみると、やっとなんとなく意味がわかった気がします。

ここからネタバレますが、

最終的には

小説家はひとりぼっち

元ストリッパーのかわいい子はより輝いて自立

写真家の女は医者と付き合い結婚しつつ小説家と浮気したけど結局小説家がつまらないことで騒いで医者のところへ出戻り

医者は浮気されても諦めずに小説家を写真家の女と別れるように誘導し元さやに

みたいな感じでした。

わたしの印象では、最初は1番頼りなさそうだった元ストリッパー女子が最後は1番自分の足で立って歩いて堂々としていて道ゆくメンズに振り向かれまくり、

最初自立した大人の女風だった写真家の女が小説家と別れて医者と元さやに戻り結局パートナー的な誰かを求めていたり、

美人をすぐ好きになっちゃうモテモテ小説家が医者の前で号泣し、最後はひとりぼっちで、

最初は出会い系サイトみたいなチャットで簡単にだまされたおばかさんな医師かと思いきや小説家の男を破滅させる心理戦をしかけたり、

4人それぞれの隠されていた部分がこのメンバーの中で関わったことであらわになったようだと思いました。

本当のことを言っているのに信じてもらえなかったり、逆もまた然りなこともありがちに起きたり。

これ、なんで若い時に観たら意味がわからないと思ったのかな???

今観ると、たぶん人によって注目するところは違うだろうけどそれぞれに解釈のできる面白い映画にしか感じませんでしたねー。

若い時に観た時は本当にちんぷんかんぷんで意味のわからないものを観た感だけが残った記憶です。

20年前のわたしと今のわたし、何が変わったのかはわからんが、この映画を楽しめるくらいには人生に深みが出たってことでしょうか。

それにしてもナタリー・ポートマンめっちゃかわいかったです。ナタリーを見るだけでも価値のありそうな映画でもあります。

冒頭にナタリー・ポートマンとジュード・ロウが出会うんですけどそのシーンもすごく良かったです。

恋の始まりはあんな感じで盛り上がって始まるんだよな。

そしてまた終わった時もあんな感じなんだよな笑

この映画をやっとおもしろいと思えるわたしにわたしがやっと追いついたようです。

興味のある方、おすすめで〜す。


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