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非ITの事務屋が4日+αでITパスポートを取った話

表題の通り。
正直沢山の人が同じような内容で記事を書いているとは思うので、自分用の備忘録です。無駄な話もたくさんある。

書いた人のスペック

  • 非IT(建築系)の事務屋。学歴も文系。

  • PCは仕事・趣味共に使ってるけど、システム周りやネットワークとかは全くのノータッチ。ITパスポートの出題範囲的には表計算周りと画像周りの知識は事前にあったかな程度。

  • 文章を読むのだけは速いが記憶力は人並み。

勉強期間と時間

  • 2023年12月の頭に2024年1月7日の試験に申し込みして参考書を買う

  • 12月後半 通勤電車で適当に参考書をパラ読み+ちょっとだけシラバス見る

  • 2023年12月31日~2024年1月3日 トータル30時間くらい過去問を周回

  • 2024年1月7日 受験&合格見込

「4日で30時間過去問周回してる」という状況からわかるように全然コツコツ勉強したとかそういうのではないので、お察しの通り真面目な方向けのnoteではないです。
多分1ヶ月毎日1時間とかのほうが勉強の仕方としては良いんだとは思うけど、まあ受かったからいいんだよ。

結果

その場ですぐ結果わかるの、変な緊張が持続しなくていいですね

総合評価:815/1000(合格点600)
ストラテジ系:695/1000(合格点300)
マネジメント系:815/1000(合格点300)
テクノロジ系:865/1000(合格点300)

受験したときに「これは絶対正解」って確信を持てる問題の数だけ数えたら100問中62問くらいだったので、思ったより高かったなという印象。
まあその他の分からない問題も8割くらいは2択までは絞り込めるので、乱暴な計算ではあるけど50%で合ってると考えると妥当~やや上振れ程度な数字なのかも。


申し込み~勉強~受験の流れ

①試験に申し込む

兎にも角にもデッドラインが迫らないと何もしないタイプの人間、それが私。
というわけで情報処理推進機構のHPから試験を申し込みます。

7,500円税込なので安くはないけど、合格したら会社から受験料出ることが判明したため会社に貸し付ける気持ちで申し込む。
逆に言うと落ちると7,500円をドブに捨てることになるので、そういう気持ちで挑むのが大事。

首都圏住みなので期間のゆとりと会場の利便性を考えても結構な選択肢があったけど、今見たら県によっては会場・日程が少ないところも多いので、そういう環境だったら計画性が必要だろうなあと思う。
カメラ使ってオンライン受験とかできないもんなんだろうか。費用対効果が良くないか。

②参考書を買う

本屋で何冊か中身を見てみて一番目が滑らなさそうだった「かんたん合格 ITパスポート教科書&必須問題」を買う。(買ったのは令和5年版だった)

正直これに関してはめちゃくちゃ読み込んだとかはない(後述)ので、本はある程度読みやすければなんでもよかったと思う。
赤シートついてくるけど、これ単体では暗記に使ったりはなかった。紙で覚えたい派の人は良いのかも。

③参考書を流し読みする

2週間ほど本屋の袋に入れたまま放置した後、カバーをかけて通勤電車でパラパラ流し見。
単語をしっかり覚えようと思うのではなく、本当に文章を読むだけ。この段階で過去問をメイン対策にすることを決めていたので、解説を参照したいときにどこに何があるか引っ張り出せる程度に全体の流れを掴んだり、ふんわり見覚えのある単語ができるようになれば良い程度。
この手の参考書の難点として「過去問頻出の内容がどれなのか(つまり優先度の大小)がわかりづらい」というのがあるので、これを網羅的に覚えるのは単に試験対策だけなら時間の無駄だよなあというのがあり。もちろん覚えておくに越したことはないんだけど、実務とかで頻出すれば嫌でも覚えるわけだし、本の内容を覚えることを目的にする意味はあんまりないと思っている。

ちなみになんでカバーをかけていたかというと、合格した後に即メルカリで換金するためだったりする。私は中古の参考書あんまり好きじゃないんで売り手専門だけど、気にしない人には安く手に入って良いルートだと思う。
というわけで本はもう手元にない。買った人がいい結果を出してくれていればいいと思う。

④シラバス(の変更点)を見る

「ITパスポート シラバス 変更点」とかで適当に調べて流し見。追加された内容の用語例とか見て、気になったやつを検索したりする。
正直あんまり真面目にはやってなくて、というのも範囲に対して変更点というのが出題される割合を考えると最悪ここは落としても既存の範囲がわかれば合格できるはずなので。
ただ私が受けたのはシラバス6.1だったけど、2024年4月からのシラバス6.2は今話題のAIに関する内容が多く追加されるみたいなのでそこはやっておいた方がいいかもしれない。世間で話題になっていることは問題に出されがち。

本筋には関係ないけどシラバスのAI項目にある「過学習」、Adoさんの曲のタイトルにあるけどめちゃくちゃいいよね。

⑤過去問道場を周回する

ITパスポート過去問道場という素晴らしいコンテンツがあるので、そこでひたすら過去問を周回する。

やり方としてはまず分野別に1つづつ(分野指定のチェックを1個にして)解いて、回答ごとに表示される解説文を読む。
最初のうちは正誤あんまり気にしないで、明らかに誤答の選択肢は除きつつ雰囲気で解いて、正解の選択肢の確認と解説を読むのを重視。
複数年の過去問から分野分けして出題してくる関係で、1分野ずつやると同じような問題が繰り返し出てくることがあるので、それを優先で覚える
あと過去問道場には今やった問題群の間違った問題だけを正解するまで出し続ける「今回の見直し」という機能があるので(最初気づいてなくて若干時間を無駄にした)、これで間違った問題はもう一度やる。

明らかにできない(問題文理解できないレベル)範囲は参考書を見ながら解いてた。
賛否あると思うけど、個人的にはちゃんと問題文を読んで→その分野がどこなのか判断して→回答に合う単語(計算問題は解き方)を探す、の過程で周辺の文章も読んで頭に入るので、今回の試験勉強限らず、本当に分からなければ問題を解く時に時間かけて参考書当たって正解を探し出して回答していくのはありだと思う。これをやる為に最初に流し読みしてるので。
勿論最終的には参考書なしでできるようになるまで周回する必要はあるけど。

申込前にネットの勉強方法とか見てた時に「誤答の選択肢もITパスポートの用語から出るので、内容を理解しておく」みたいなこと書いてあるのを見掛けたけど、満点狙いとかじゃなければそこまでしなくていいと思う。全然出ないのに正答と語呂が似てるから出されてる単語もあるので。
全体的に周回してる間に「この選択肢は別分野の用語」とかで弾けるようになるので、とりあえずは正答の単語が何かにだけ集中する。

あと頻出のアルファベット略語については元の英語をふんわり認識しておくと覚えやすいかも。
全部しっかり覚えとく必要はなくて、例えばNTP(Network Time Protocol)だったらネットワークの時間に関係する、くらいの雰囲気で覚えておいて、似たような略語が出てきた時だけ内容をもう少し詳しく覚える、くらいの心構えでいいと思う。最初から完璧に全部じゃなくて、今段階で判別できる最低ラインで覚えて、必要に応じて解像度上げていく方が効率がいい気がする。

分野別である程度回ったら、参考書なしで「開催回指定」で適当な年代の過去問をそのまま解いてみる。
3-4年分やると明らかに自分が苦手としてるジャンルが出てくるので(ITパスポート道場は小分野の正解率が出る。便利!)、そこを分野別でもう1回周回したり参考書見直したりする。
あとはこれをひたすら繰り返して、「明らかに点が取れない分野」を潰していくイメージ。

過去問周回してたのは実質12/31-1/3の4日間だったんですけど、時間的には7h/日くらいだと思われるので30時間弱?
シンプルに年末年始暇だったからできたやり方なので、冒頭でも書いたけどコツコツ勉強出来るならそれに越したことはないと思う。
配分的には12/31と1/1で分野別周回、1/2と1/3は過去問2-3年分解く→不正解多い分野を周回、のセットをひたすら繰り返してた。

最終的には正答率85%くらいになっていれば安心できると思ったので、そこを目標にトライしてました。
あと1回だけ公式の疑似体験ソフトウェアをDLしてやっておきました。数をこなすのには向いてないけど、一度実際の画面がどんなもんなのか確認しておく点ではやってよかった。

過去問道場の全期間成績


⑥試験を受けに行く

御茶ノ水ソラシティで受験。早めに来てSPI受ける就活生とすれ違ったりしつつ待機。
思ったよりも年齢が上の人も受けに来てるな~という印象。

120分あるけど実際1周解き切るのに使ったのは40分くらいで、そこから30分くらい計算問題の検算とあやふや問題の見直し(といってもほとんど確信はできなかった)と確実に正解した問題の数を数えたりして、70分で採点・退室。
正直時間かけたから確実性が上がる試験でもないと思うので、途中で終了して退室できるのはありがたかったです。
画面が古いシステムってかんじなので、先述した疑似体験ソフトウェアをやってなかったら少し戸惑ったかも。

結果表示の時はちょっとドキドキしましたが、無事合格点に届いていてよかったです。


受けてみての所感とか

8割以上取れてること考えるとここまでやらなくても合格点取れてた可能性はある。
とはいえ確実に合ってる確信がある問題でギリギリ合格ライン超えくらいだったので、安心感という意味ではよかったのかもしれない。

過去問がそのまま出るような問題は10問くらいで、あとは言い回しが変わってたりシラバスの追加内容だったりでそれなりに丸暗記でない理解が求められてるなと思いました。とはいえ解説まである程度覚えてれば合格できる範囲なので、基本は暗記ゲー。

IT系に行くならこれ!みたいに書かれる資格のイメージだったけど、ストラテジ・マネジメント分野は特に社会人なら普通に知っておきたい内容がほとんどだったので別にITに限らず勉強しておいて損はないかもと思いました。
ただあくまで知識系なので実務直結にはならない、本当に基礎知識の証明っていうものなのですでに実務やってたりしたら態々取るものではないのかも。


今後の資格とかぼんやり

  • 勉強中:SalesForceアソシエイト・アドミニストレータ…2月中に取得する予定 しました

  • 基本情報技術者試験…ITパスポートの内容忘れないうちに

  • MOS…たぶんそんなに勉強しなくても取れるので早めに

いろいろ受けたいな~と思うのはあるので、ぼちぼちやっていきたいです。

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