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国内バスケ編#2アジア最強の女子バスケットボールリーグのスポンサー事例

【はじめに】

読者のみなさんこんにちは!
『スポンサー営業マンになりたい素人』です。

今回紹介する内容は20年の歴史のある国内女子バスケットボールリーグのスポンサー契約です。
その中身について見ていきたいと思います。
※公式のリリースがほとんどなかったため著者の主観とWリーグ関係者からのヒアリングを中心に記載しています。

【Wリーグとは?】

バスケットボール女子日本リーグの略称になります。
全12チームから構成され、3つのクラブチーム(東京羽田ヴィッキズ、新潟アルビレックスBBラビッツラビッツ、山梨クイーンビーズ)と9つの企業チームが参画しています。
(来シーズンからアランマーレ秋田も参画を表明。)

ちなみに、完全に余談ですが…
女子日本代表はアジア大会を4連覇し、FIBAランキングも10位とアジアでは敵なし、世界的に見ても強豪国になります。(地上波での放送がほぼ無いことが本当に残念…)

また、Wリーグはヒューマンアカデミー株式会社と提携し、全試合無料で閲覧可能なW- TVも運営しているのでご興味ある方はぜひご覧ください。
日本代表や大学女子バスケットボールを賑わせた選手の活躍が見られます!


【Wリーグとスポンサーしている企業】

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メインスポンサーとして契約しているのは2社で
アサヒ飲料株式会社と株式会社モルテンになります。

その他のオフィシャルパートナーはそのほとんどがユニフォームやテーピングなどの物品提供になります。

今回はアサヒ飲料株式会社の事例を見ていきます。

【アサヒ飲料株式会社とは?】

1982(昭和57)年3月30日に設立された言わずと知れた飲料水の製造と販売などを行っている会社になります。
(子どもの頃に一度は飲んだことがあるであろう「カルピス」やガッキーこと新垣結衣さんのCMでお馴染みの「十六茶」やスポーツ飲料水などを製造販売しています。)

【契約内容】

※こちらは一般向けにリリースされていないので著者の推測になります。

会場に足を運び観察した結果、以下と推測します。

<アサヒ飲料株式会社>
・選手やスタッフが飲む飲料の提供
・飲料を飲む際のスクイーズボトルやタオルなどの試合周辺の物品提供
・小額の金銭

<Wリーグ>
・WリーグHPへのロゴ掲載
・プレーオフなどのリーグが主催する試合でのコートサイド看板の掲出

いくつか根拠はありますがスポンサー事例とは趣旨が少しずれてしまうので簡単にご紹介します。

①Wリーグのビジネスモデルとしてチームにリーグ登録費をもらっているため。
→スポンサー企業とは金銭的なやり取りはほとんどないのではないかと推測

②飲料やチームでスポンサードしていないチームのほとんどがアサヒ飲料の商品名や社名が入った備品を使用しているため。

【企業の課題】

飲料事業の成長が鈍化していること(やや減少傾向)だと推測します。

【お互いのメリット】

そのため、このスポンサードの目的は国内競技人口最多の女子バスケットボールへ参入し認知を向上させること。
さらにはそこから購買へつなげていくことではないかと推測します。

Wリーグ側からすればリーグや試合運営に必要な飲料の確保とそれに付随する備品の確保ができることにより、会場の雰囲気演出・選手やリーグに登録しているチームの負担が軽減できることなどが挙げられます。

【まとめ】

まだまだ国内では注目度が低い女子バスケットボール。
しかし、そのポテンシャルは計り知れません。実際に試合会場に足を運んでいただければその可能性がお分かりいただけるかと思います。

リーグ自体は高い収益を誇っているので今後、クラブチームや企業チームがどのような施策を打ち出してくるのか目が離せません!!

【引用元】

https://www.wjbl.org/pc_index_html
https://www.wjbl.org/static/file/20th_guide_6.12.pdf
https://www.molten.co.jp/sports/jp/
https://www.asahiinryo.co.jp/index.psp.html
https://www.asahigroup-holdings.com/ir/event/pdf/kessan/2019_4q_presentation.pdf



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