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この世はフィクション(虚構)である。

サピエンス全史を読んだ。

認知革命の部分が特に印象的だった。

人間は虚構(フィクション)を作り上げることができる。

国家、経済、宗教、法律・・・。

確かに国ってどこにあるのか考えてみたら、

地図に国境線が引いてあるだけで、実際には存在しない。

人間が頭の中で作り、しかもそれを全員が疑いようのなく信じているから機能しているのだ。

うーんすごいな。

こんな所業ができる生き物は確かに激レアだ。

人間が地球で覇権を取ったのも納得。

人間はフィクションを張り巡らせ、巨大な生活圏を手に入れた。

世の中っていうのは、人間の頭の中によってできているだけ。

この世はフィクションである、と考えるとなんだか、一歩離れた目線で見れる気がする。

例えば、頭をよく悩ませるお金。これもフィクションだ。

お金はただの概念であり、人間の信用によって価値が決まっているだけで、実態はただの紙切れである。

紙切れに一喜一憂している、と考えると虚しくもあり、滑稽である。

一歩、フィクションから離れ、ありのままの世界を見てみてはどうだろうか。

空を眺める、自然を見つめてみる。

地球、宇宙をありのまま感じてみる。

そこにはフィクションはなく、ただ在るだけ。

人間はそこに確かに存在しているのだから。



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