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世間の感覚vs高学歴・高収入層の感覚:エビデンス重視の姿勢とは?

扉絵は

から拝借しました。わかりやすいいい記事だとおもいます。システマティックレビュー・メタアナリシスというのがピラミッドの上の方にあるのだけ、覚えてください。


ラスムッセンという世論調査をする会社がありますが、2016年のアメリカ大統領選の時にメディア、調査会社とみんな予想を外したんですけど、事前の世論調査の結果と実際の議員の当選との食い違いが一番少なかったという実績で信頼が高またのがラスムッセン。保守派の目からみてもまあ一番公平な結果かなーという感じの会社です。

そんなラスムッセンが2022年の3月にした不正選挙に関する意識調査が面白いので紹介します。

性別、年齢、人種、支持政党、政治信条別の比較

まずは合計(LVs)をみると過半数の52%がバイデンが選挙不正で勝利したと考えている事がわかります。LVsというのはLikely votersでまあ有権者みたいなものですが、本当に有権者資格がある人だけを対象にした場合はRVs(Registered voters)と書きますので、それよりは広い対象の緩い意見調査ですね。電話調査なので年齢だけ確認して有権者資格年齢に達していたらLVとするとかでしょうか。

人種では黒人が一番不正が結果に影響しなかったと考えているようです。歴史的に黒人は民主党支持者が多いので、民主党が支持するバイデンが不正したとは考えたとは考えたくない人が多いので当然ですね。

そして、党別でみると共和党支持者の75%がズルがあったと考えているのに、民主党は34%と正反対なのが分かりますね。それにしても不正選挙で自分の支持政党から大統領が出たと考える人が34%ってそれもそれですごい数字じゃないでしょうか?

政治信条で比較すると保守派とリベラルの差がそのまま共和党と民主党の差になっていてわかりやすいですね。

ここまでは予想通りに近いですが、次が本当におもしろい結果。

所得層、教育レベルでの比較

棒グラフをみてみると青(不正が結果を左右した派)がほとんど勝っているんですが2つだけ例外がありますよね?

それが年間2000万円稼ぐ高所得層であり、修士号・博士号に相当する学位をもつ高学歴層なのです。これらは往々にして同時に達成されているでしょう。つまり、法科大学院を出た弁護士、免許をとるまで在学年数の長い医師、修士号を持っているITエンジニア、博士号をもつ研究職などの高所得・高学歴の人たちは思想的にもリベラルですし、収入も多くて生活に苦労しませんので世の中に不満がありません。

こういう人たちが自己責任教を信奉して、世の中の構造的なあおりを受けている低〜中所得層の苦労がまったく理解できずにやれ「政治のせいにするな!もっと努力しろ!能力をあげろ!身の回りの自分の影響力が届く部分から社会をよくしていけ!とにかく前向きに生きろ、どんな状況でも社会に文句言うな!」と本気で説教をしてくる訳です。

ロックダウンがあっても、家にノートパソコンをもってきて仕事を続けるだけで、収入も同じか増収したような人たちです。

毎日、仕事に打ち込み、良き父親・母親であろうとして仕事以外でも家事・子育て、趣味に奔走して走りつづけ、毎日の効率化を極限まで高めることで人生の成功を得てきた人ですので、ニュースに関してもCNNをチラッと流し聴いて、ニューヨークタイムズ紙の社説を読めば誰から見ても間違いのないニュースの概要がつかめるし、ちょっとどっちが正しいか自分では分からない話題にぶつかったら2分ほどグーグルを検索してファクトチェック会社の検証結果をさっとみるだけで判断がつきます。今までの人生経験の蓄積からささっと1をみて10を知ることができる人たちですね。

こういう識者の方々はエビデンス重視です。


海老デンス!!!

このヤフーニュースの記事も、生物学者として言いたいこといっぱいあるけど、この分野は素人だけど別分野では凄腕な人が読んだら「空間除菌」=怪しい商売キャッチコピーで納得で終了でしょう。これが情報戦のヒットピースだとは気付かないでしょう。空間除菌にもでたらめとマジなのがあります。さらに言うと肺の表皮細胞はうすっぺらいので体積からいって二酸化塩素はおそらく危険です。クレベリン。詳しくは殺菌シリーズで。


1をみて10を知る。

私のnoteは学者さん見たいな高学歴や高収入層な人にどれだけ読んでもらえるかがテーマなんですが、その理由がこれです。

あまりにも頭がよく、効率よい生活をしているので私のnoteみたいな記事は人生の無駄でしかありません。タイトルや扉絵を工夫して、なんかの運命の違いで読み始めたとしても書き方を工夫しないと絶対最後までは読んでもらえないでしょう。

私の記事ではよく書き始めから3分の1くらいは主流派の意見に沿った書き方をすることがありますが、掴みとして常識がある程度共有できることの確認が重要だと思うからです。

この高学歴・高収入の人たちは社会の中枢・重要な歯車でもありますので、ちょっとしたきっかけで自分で調べ始めたら飲み込みも早く、こちら側へきてもらうと影響もくそでかいはずです。

ただ向こうの洗脳の主要ターゲットでもあり、自分で選んだ場所へたどり着くタイプの洗脳を受けていますので、それを自覚するのがもっとも困難な層でもあります。

さっきのヤフーの記事みたいなのが響く層です。頭がいいのでちゃんと記事が理解できちゃうのですね。

ガソリン価格の上昇とか、医療費の高騰とか、ロックダウンで自営業の店が開けないとか、苦労がひどいほど社会制度や政治家への不満がつのります。そして、「社会がおかしい」という絶対的自信からの視点でニュースをみたり、歴史を振り返ったりすると世の中には金持ち・権力者に都合のいい嘘があることが見えてきます。嘘があることに気づいて認めること自体には頭がいい必要はないのです。

高学歴・高収入の人たちにはこのきっかけがなかなかこないわけです。成功した人にとってはすべて能力とやる気の問題にしか見えないからですね。社会に不満がある人たちを「社会が多少不公平でも成功して見せろや、がんばれや!」と励ましてあげたいような人たちです。

どんなに頭が良くとも、間違った前提条件から出発すると、ほぼ必ず間違った結論をだします。都合の良い嘘というのはご誘導するための前提条件となります。そして相手が常識人の想像できる限界よりも巨大なのでそんなだいそれた嘘は実在しないだろうとなるようなものほど有効になります。

今回のラスムッセンのデータは私のnoteのターゲットをよく説明していると思ったのでプロフィール画像へと採用してみました。

あとアカウント名の「6代無理」の部分もTwitter追放アッピールとしてずっといれていましたが、イーロン・マスクのかき乱しもあって、そろそろいいかなーということでわかりやすく削除して、不本意ながらの学歴アッピールのPh.D.は残して記事に少しでも重みというか説得力を期待。Qリプ師匠にまたダメ出ししてもらいましょうかね。師匠どうですか?リニューアル。

イーロン・マスクはしばらくツイートしてないみたいで未確認ながらも、取締り役員就任はおそらく報道のとおりに辞退でしょう。その代わりフリーハンドで言いたいことを言えるうるさい大株主というポジションを得ました。批判はするが責任は取らない!みたいな非常にウザいポジションです。Twitterの大株主としてTwitter批判をこれでもかと批判して欲しいですね。

マスク氏の最近のツイートが関連しているので紹介。
赤丸は共和党支持者で一番上の天気予報ですら信じないwww
FoxNewsですら50%を辛うじて越える程度。Foxよりは不正選挙報道しているOANが30%とはおかしいなぁ。オーナーが追い出されて乗っ取られたBreitbartが低いのは納得。民主党支持のリベラルたちはメディアへの信用が厚いです。

さて、扉絵に使ったエビデンスの質の説明するピラミッドですが、いろんな論文を精査したメタアナリシスが各単発の論文よりも上位に位置していて、それはまーいいんですけども(科学者は総説でも信じませんw)。


中村先生が指摘している様に、そのメタアナリシスで結論が出ていたのが「マスクはウイルス感染症対策としてまったく使えない」というのもで、2019年までは専門家の間ではコンセンサスとして通用してたはずですね。

ご存知の様に、コロナ渦でぽっと出てきた2ー3の最新の単発の研究が「マスク効果あるかも!」と煽ってなぜか専門家の意見が180度変わり、このコンセンサスはなかったことになりました。ご都合主義、利権の提灯持ちな悪意を持った専門家たちほと一般人にたち悪い人たちはいないですよねー。