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英語オンライン授業と普段の英語授業との違い

この前期で新一年生の大学生対象にリーディングのクラスを担当しました。初めてのzoomを使ったオンライン授業に失敗の連続でした。(授業中の使用言語は英語です。) 例えば。。。

1) ワークシートが難しく、やり遂げるモチベーションを下げてしまった。2) クラスで使う用のワークシートになってしまったため、オンライン上で使いにくく、学生がディスカッションをやりづらそうだった。

授業の二週目までは色々と試し、使用している教科書だけではダメだと気づき、すぐさま本屋に行きました。

普段のリーディングのクラス:

1) ペアーでパワーポイントに書いている単語をリーディングから探す。2) ハイライトをし、ワークシートに書かれている意味を読み、単語を正しい意味とマッチングをする。その後は、実際にリーディングを使用し、ワークシートを完成していく授業構成。これを実際にオンライン授業でやると、普段の授業では予想のできない失敗が溢れてしました。(めずらしく焦りました。)

普段通りの授業構成をオンライン授業で行った場合:

新一年生ということもあり、お互い遠慮をし、ハイライトをするだけでかなりの時間がかかった。ハイライトをする事と、正しい意味とマッチングするという簡単なステップだが、オンラインということもあり、学生が複雑に考えてしまった。混乱を招く結果となりました。もっともダメだった点は、学生主体の授業構成をし過ぎたため、学生の集中力を下げてしまったことです。

同じ内容でオンライン授業版に改良したクラス:

単語をハイライトする工程は宿題にし、正しい意味とマッチングするアクティビティーに時間をもっとかける授業構成に変更した。集中力を持続させるために、リスニングなどを組み合わせました。普段とは違う授業の構成だったので、学生も高い集中力を保ちながら、楽しそうにオンライン授業に参加していました。

ここでポイント!

1) オンライン授業用のワークシートを作りにエネルギーを注ぎ過ぎないように、カリキュラムの目標はいつも頭の隅端に置いておきましょう。

2) 毎回、同じ構成でも良いですが、なるべく「変化」をつけましょう。ワークシートの難易度を上げていくなど、少しの変化でも学生の学びの意欲は高まると思います。難易度を高めた場合は、学生に一言伝えることも重要です。”Let’s challenge yourself today.”, “I would like to challenge everyone today.”, or “I want to see if everyone can complete these challenging questions without any problems.”などの言葉を一言加えるだけで、学生の集中力は高まると思います。しかし、”Today’s worksheet is difficult.”など「難しい」を強調してしまうとネガティブに捉えてしまう学生もいるので、ポジティブな言葉を選んで、アクティビティーを始めましょう!

色んなことを考えていると、授業を構成する時にものすごーーい時間はかかりますが、授業中に学生とのキャッチボールが上手くいかないことを考えると、この準備時間も無駄ではないと毎回思います。


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