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わたし、定時で帰ります。

『わたし、定時で帰ります。』朱野 帰子 著

この本が出版されたのは2019年、今から4年前。

ちょうどその頃、私は新卒で入った会社を1年で辞め、別の会社で派遣社員として働いていた。

最初の会社を辞めた理由は、多忙で体調を崩してしまったから。

平日は夜遅くまで働き、土日も持ち帰った仕事を家でやっていた。

生きるために働いているはずなのに、これでは働くために生きているようだ と思った。

それでも多忙なスケジュールをこなして働き続けている同期もいて、私が不器用なだけなのかもしれないと思ったこともあった。

「24時間戦えますか。」

この本でも出てくるように、
かつての時代は24時間働くサラリーマンが当たり前だったのだろうし、
令和となった今でもそういった風潮が残っている職場は少なくないだろう。

でも、不器用でも何でも、私は仕事に24時間捧げることはできない。
自分のQOL(生活の質)を上げるために仕事をしているのに、稼いだお金を遣う間もなく24時間働いていたら本末転倒だ。

私はその後、現在の会社で派遣社員から契約社員へ雇用形態を変え、ほぼ毎日定時で帰っている。

前の会社と比べると給料も低くなり、契約更新されないかもしれない不安定さはあるけれど、余暇に好きなことができて、QOLは格段に上がった。

いつか、みんなが定時で帰ることが当たり前な世の中になって欲しいと思う。
当たり前って、きっと変わってみたら何てことないのだ。
不可能だと思っていたことが、意外と簡単に可能になるのだ。

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