小学生でもできる木造住宅の壁量計算 連載開始
最近になっても建築士から壁量計算の依頼ががります。これはゆゆしき事態だと思います。またソフトがなければ壁量計算ができない人もいます。壁量計算とは、4号建築物(木造2階建て住宅等)を設計するうえで、簡単に耐震強度を確認する方法です。本来は構造計算をして安全を確認するのが好ましいのですが、日々大量に作られる木造2階建て住宅等は、審査も含め追いつかないし、2階建てまでなら計算しなくてもある程度安全だろうということで定められています。
その簡単のレベルを勘違いしている人がいるのです。簡単のレベルは「小学生の算数でもできるレベル」と相当下げているのです。ただ計算するだけなら、そこに理論も何も必要ありません。そのような状態です。私のネット上の構造のお師匠さんは、「小学生にも分かる?建築構造設計」というホームページを作ってくれました。他業界から来た私は、意匠も構造もわからず、このホームページに感化され、構造設計を始めました。そのご恩返しも含め作っていきたいと思っております。
今回は小学生でもできるように、手書きでできる方法を解説していきます。また仕組みも知らないとただの作業になるので最低限の仕組みも説明します。これから実務で木造住宅を設計される方、壁量計算をまだマスターされていない方、学生、もしくは将来建築士を目指す小学生も取り組んで頂けたら幸いです。
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