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ゆめ。

今になって、もう5年も10年も会ってない人の夢をみる。

かつての親友。

夢はシェアハウスをしてる設定になっていた。

片付けるよ。

と汚い部屋をがさがさと片付けていく。

自分は疲れきって布団の上に倒れたまま動けない。

あー、恥ずかしいもん見られたらどうしよ。

そんな気持ちのまま片付けは進んでいく。

夢の中でも、もう何年会ってないんだろうと、今は何してるんだろうと気になり、声をかけたくなる。

でも、なぜか声が出ない。

ちょっとした会話はできるのに、肝心なことが聞けない。

かつての親友がまっすぐこっちを見る。

目が覚める。

朝。くもり。

この手の懐かしい人が出てくる夢を見るのはつらい。

懐かしさ、あの時の幸せにしがみつきたいのかと、現実逃避してる気分になる。

今に生きることができてないことがつらい。

でもたしかに、大人になった今、自分の周りには誰もいなく、ひとりだったんだ。

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