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「自信ってどうやったら持てるの?」

割引あり

みなさんこんにちは。

臨床心理士/公認心理師として仕事をしながら漫画家としても活動させていただいております、白目みさえと申します。

※漫画活動はこちらからご覧くださいませ

さて今回は「自信ってどうやったら持てるの?」についてのコラムです。

カウンセリング場面でもよく聞かれますし、
自分でも「たしかに…そもそも私は自信があるんだろうか…」
とずっと自問自答していましたが…。

ヘレンケラーの「Water!」ほどの衝撃ではないものの「あ、そういうことか」と自分なりの答えが出ましたのでここでお伝えできればと思います。

暇な人は聞いていってください。

白目の人の気づきなんで。

は?ってなっても「白目やからな」とお許しください。

まず大きな誤解

そもそも私は誤解していたんですけど。

「自信がある」ってどういうイメージのことを指していますか?

とても良い成果を出せることを信じていたり、試みが成功するイメージを持っている人のことを「自信がある」と思っていないでしょうか?

ちなみに私はそう思っていたんですけど。

つまり「自信」=「できる」みたいなイメージがないでしょうか?


でもよくよく周りを見渡してみると、いわゆる「自信」があって堂々としている人って意外と「できない人」も多くないですか?(小声)


ここで「自信」=「できることの確信」ではないんだろうということがわかりました。

では「自信がある」ってなんなのか。

私の中では2つの結果が出てきました。

ひとつは「自分の能力がそもそもわかっていないので、根拠もなくできると確信している」人です。

子どもって自信満々じゃないですか。
なんで靴下もひとりで履かれへんのに卵は「割れる」って言い切れるんみたいな。
自分の能力を客観的に評価できていない、もしくは見誤っていて、「できる」と確信することになにひとつ根拠はないんですけど、誤算しているせいで「できる」を疑っていない人が一定数います。

こういう人は結構心穏やかに生活しています。
自分は「できる」と思っているので、「できない」場合は周りや運が悪いってことになりますし。
多くの場合傲慢だったり鼻につく感じだったりするので、周りの人はちょっとムッとすることもあると思いますが、ムッとしない人たちが残ってくれますので、そこもまた結構幸せかと思います。


もうひとつは「自分がどこまでできるのかがわかっている人」です。

すごくすごく大切なことなんですけど。

「できないだろう」と正しく予測することも「自信」なのです。

自分はここまではできるけど、ここからはできない
ということがわかっていると、「できるかできないかわからない」という不安がなくなります。
自分の能力や特徴を正確に把握し、得意なことや苦手なことを理解した上でのぞむと、すごく安心できるのです。
「できる」ところはできるし「できない」ところは最初から誰かに助けてもらったり、事前に対策を取るなどして準備もできます。

「できない」とわかっているからこそ、現実的な失敗も想定できる。
「できない」とわかっているからこそ、失敗「ありき」で考える。
「できない」とわかっているからこそ、誰かに頼ることができる。

「どうしよう」と思い悩むことがないので、結果として「自信」を持ってのぞむことができるのです。


じゃあ「自信がない」ってなに?

では「自信がない」というのはどういう状態のことをさすのか。

それは「自分がどこまでできるのかわかっていない」状態だと思います。

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