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友人のインソールを作って勉強を積み重ね。

シロクロ製靴のある長屋には
以前お話しした、おばあちゃんだけではなく
私と同年代の方々も住んでいて、
皆さん、仲良くさせて頂いています。

私以外にも、作家さんが住んでいて
かつ、交流が盛んなこともあるのか、
作家さん以外の皆さまも、
総じて、ものづくりへの造詣が深く、

彼らにしてみれば、別業種の
靴づくりの話しであっても
こちらの意図がスムーズに伝わります。

そんな長屋の友人に
インソール調整の被験者になってもらいました。

ものづくりへの造詣が深いということは、
それだけ、厳しい目を持っているということ。

矢継ぎ早に質問が飛んできます。
友人と言えども、気を抜くことはできません。
都度、調整の意図を説明します。
(接客の勉強になりました)

友人への対応ということで
リラックスしていたことも一因でしょうが
自分の想像以上に説明が口をついて出ます。

1ヶ月以上、資料を読み込こんだ成果が出たようです。

もっと言えば、
今まで靴の勉強をしてきたことが
ようやく点と点から、線へと繋がってきたから
でしょう。
最近、実感することが増えました。

しかし、経験年数にくらべれば
まだまだ知らないことばかり。
安穏としていてはいけません。

繋がった線をより長く、より太く
面となることを目指して日々勉強あるのみ。
資材を追加発注し、被験者を再度募ります。

インソール調整を介してではありますが、
久しぶりに長屋の方とお話しができたことも
この上ない収穫。

しかし、お互いの距離を意識して
マスク越しでお話しするのは
やはり煩わしいもの。

早くこの状況から抜け出したいなと
強く想う日でもありました。

以前はよく開催されていた、

おばあちゃんをはじめ、
長屋の住人全員が
料理を一品持ち寄って
好きなお酒を買い込で、
路地に広げて、
ワイワイ呑んだくれる

笑顔しかない宴会が
また開催されることを
強く願う日でもありました。

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