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【気ままな読書日記】 Audible 砂糖の世界史

茶や綿織物とならぶ「世界商品」砂糖。この、甘くて白くて誰もが好むひとつのモノにスポットをあて、近代以降の世界史の流れをダイナミックに描く。大航海時代、植民地、プランテーション、奴隷制度、三角貿易、産業革命―教科書に出てくる用語が相互につながって、いきいきと動き出すかのよう。世界史Aを学ぶ人は必読!

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砂糖を作るって物凄く大変なことだったようだ。

さとうきびは暑いトコでなきゃ育たない。でもって砕いて絞るのにおっそろしく力を使う。
きっと、とんでもない重労働だったのだ。昔は。
だから奴隷と植民地。

『モノ』が主役にすわった世界史は、因果関係を追いやすいおかげかとってもわかりやすい。世界ってこんなふうに繋がってたのかあ、みたいなオドロキがある。


植民地時代の支配から解放されて独立しても、途上国と先進国との格差は今も埋まらない。

体制の勝者である支配層は不平等を定着させ、あたかも永続的なもののように振る舞い、自分たちにとって快適な調和を脅かすような変化を警戒する姿勢を崩さない。

本文より

初手でもってかれた有利なポジションってのは、後からじゃあなかなか奪い返せないんだろーな。
先手必勝。白人さん、強し。


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