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【気ままな読書日記】かわいい古代のボラ埴輪
今回のK市図書館遠征で借りたのは計4冊。
うち3冊が、
『奇書の世界史』
『消えた屍体』
『世界を変えた本』
こう並べてみると、やっぱり少々エグ味が強い。
そこでもう1冊、追加で借りといたのがこちら。
本書は、東京新聞中日新聞水曜日夕刊の人気連載「かわいい古代」に大幅に加筆修正をおこなったものです。
「人々が文字を使い、自分の気持ちを現すことができなかった時代だからこそ、ものに対して純粋にエネルギーを掛けることができたのかもしれないし、文字で残っていないからこそ、 私たちは彼らが作ったものに対して、心の赴くままに鑑賞し、感じ、受け入れることができるのかもしれない。」 と著者が述べているように、この書籍では、歴史的な内容に加え、人々の生活を想像させるような著者の解説と一緒に、土器や土偶、石器、装飾品など様々なものが紹介されています。
借りる本をざっと眺めてみて、全体的にエグ味過多だと感じる時は、中和目的のソフトな本を混ぜておくことにしている。
ソフトに偏りすぎてもハードに偏りすぎても「おえっぷ」ってなるからだ。私が本を借りる時の、唯一のマイルールがこれ。
中間値が最も心地よし。
バランスって大切だ(^^)
『かわいい古代』。
タイトルそのまんまのこの本は、どこをひらいても面白かわゆらしい。
その中から特にいいな〜と思った土器をふたつほどご紹介。
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それともうひとつ。
子どもの手形や足形の土器ってモノも存在しておりーーー
平餅にちっちゃなおててをぎゅっと押し付けたかのようなミニ土版。
その隅には小さな穴が開いていて、紐を通して使えるようになっている。
写真を見るなり、胸がほっこり。
だってこりゃ、間違いなくアレだ。
外人さんが胸元にぶらさげるアレ。
カバっとひらいたら写真が入ってるやつ。
狩りに出かけるお父さんが首にぶらさげて「イッテキマース!」してたに違いない。
いいなあ、こういうの。
11/200
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