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なんでも褒められたい話

今日はリハビリがあるという
何時か言ってくれないので、朝からうとうとしながら待ってた
そしたら11時前に「2階のリハビリ外来に行ってくださいね」っていわれて
お水と、お財布と、携帯をエコバッグにいれて
ストールを巻いて、いつものビーサンじゃなく
靴下&シューズをわざわざはいて、行ってみた
10階の住人のわたしからすると
2階にいくのは、ちょっとしたお出かけなのだ

細マッチョスポーツマンみたいな人が白衣着てる部屋に通されて
えと・・・25日に手術したんですね
痛みはどうですか?

痛いです
脇の下とかですね
痛み止めきいてないときは痛くて
今は大丈夫

とか言って

手を挙げてみましょうか、っていうので
やだなぁと思ったけど
まあやってみないとなと思って
やってみたところ、わりと普通に腕は上がるのだった

あ、怖いだけなんですね。
って、わたし、独り言みたいに言った

それから、その先生が
「握力測ってみましょう」っていうので
全力より少しだけ弱い力で右(手術したほう)を測ったら27くらいだった
で、こんど左(なんともないほう)をちょっとだけ強いちからで測ったら29だって。

(たいしてかわらないじゃん?)っておもった

で、ドクターがノーコメントだから

どうですか?

ってきいたら
まあ普通です・・・だって

「握力、強いですね!!」とか
「術後なのに右も左とあんまり変わらないじゃないですか?!」
とか、驚いたり褒めてくれたりしたら面白いのにな

で、せっかく2階まで行ったのに
そのタイミングではリハビリするわけじゃないらしく

あの、じゃあ療法士のほうにつたえておくんで
マッサージとかね、リハビリとかあとで、やってもらってくださいね
今日ほかになんか予定ありますか?

っていうので
いやなんにもないです
っていって

そしたら、また呼びますんで、だって
ドクターは「(リハビリ前に先に医者と会ってもらうのが)決まりなんです」って、言い訳みたいに付け足した

それから
ひとりで歩いてきたんですか?といわれたので
はいそうです、って言った

また「術後3日なのに10階からひとりできたの?すごいですね!!」
って言ってほしくなったが
別にそうすごいことでもないのかもしれなかった

帰りながら、わたし、褒めてもらいたがってるねんな・・・って思った
なんかようわからんけど、ほんとに何でも褒めてほしいのだった

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