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ノープランで行く台湾親子2人旅 ①色々予約編


はじめに

早いものでもう6月。
台湾旅行から帰ってきて、なんだか燃え尽き症候群みたいになっています。
なんせ4年ぶりの海外旅行。
体調にムラがある中で半ば強行突破で行ったので、そりゃそうだと思いつつ、せっかくなので旅の記録を残しておこうと思います。

母と「台湾に行こう!」と決めたのは4月のはじめ。
ちょうど台湾で大地震があった頃でした。

コロナ禍の間、私は仕事柄自宅と職場の往復しかしていなかったし、母も働いていたので、お互いろくに外出もしていませんでした。

それが、コロナ禍が落ち着きやっと旅行自体のハードルが下がり、母が定年退職し、祖母が亡くなり、とどめに私が仕事を辞めてお互いに時間ができたことで「そうだ、台湾に行こう」となった訳です。

祖母が亡くなって、遺品整理するのはまだ辛い、でも何をしていいか分からない、とちょっとした虚無感を抱えていた母の空白を埋められたら、と思っていたのは内緒です。荒療治にも程がある。


母、祖母姫宣言をする

台湾に行くことになってから母は何かと「母は祖母姫だからね!」と言ってきました。祖母姫とはなんぞやというと…

足腰の弱った高齢の祖母の「ロンドンに行きたい」という願い(と軍資金)を親戚一同から託された孫が、こだわりが強く気まぐれな祖母に振り回されながらロンドンを旅するというエッセイ本です。

台湾旅行の話が出る前に「あんたも読んでみたら?」と渡され読んだけれど、あまりにもワガママ放題の祖母姫の言動に「私が孫だったら何億円積まれても絶対に了承しない!」という気持ちに。
一方の母は逆に「お母さんも祖母姫みたいにやってもらいたいわぁ」という気持ちになったらしく、それからというもの何かと「祖母姫だから」とのたまう母に「祖母姫より20歳は若いんだから同じ対応はしません!」という押し問答を繰り返しながらの旅となった訳です。

スケジュールはゆとりを持って

さあそんなこんなで台湾旅行。
時間だけはあるけれど何日行く?という話。
いつもの私なら、仕事終わりに新幹線で移動して空港近くのホテルに泊まり、翌日早朝便で出発、昼過ぎに着いて昼食から動き始める2泊3日プラン。
限られた時間で移動しまくる効率重視のスケジュールです。

でも今回は、私の体力が十分に戻っておらず、母もこの4年で体力が落ちているのであまり無理はできません。祖母姫ではありませんが、途中ホテルで休憩を挟むことも考慮した方が良いだろうということに。
あと、母がスーツケースを引っ張って移動する距離を極限まで削るために、地元から飛行機で移動することにしました。
東京のホテルも最近は高騰しているので、前乗りはせず当日地元から台湾まで乗り継ぐことに。
自ずと到着時刻は夕方近くになるので、初日の活動時間はそれほど無い。
ということで、ゆとりを持って3泊4日になりました。


まずは飛行機

海外旅行には何度か行っていますが、最初の頃は完全に旅行代理店にお任せしていました。窓口に行ってパッケージプランから日程を選び、ホテルを選び、ホテルの送迎と手続き代行あり、オプショナルツアー行きます?的なアレです。

ちなみにパッケージプランではあるけれど、我が家は団体行動がとことん苦手なタイプなので全日程フリープランでした。旗を振った添乗員さんをゾロゾロと追いかけ「ここで30分の自由行動です!」みたいなのは絶対無理。
ぶらぶらと街を歩いて気になったお店にフラフラと寄り道しながら過ごすのが好きなタイプなので、団体プランは本当に相性が悪いんです。

それから数年。
イギリスに短期留学した私は、旅行で困らない程度の英語が話せるようになり、自力で現地のホテル(色々と小旅行に行っていた)や電車を予約する術を身に着けたことで、海外ひとり旅どんとこい人間へと成長しました。

そこからは基本的に「飛行機のチケットだけ旅行代理店で押さえる、あとは自力」です。
飛行機のチケットも自力で取ろうと思えば出来るし、その方が安いんでしょうが、何かしらトラブルがあったときの保証やら振替やらの対応はさすがにキャパオーバーなので「トラブル対応の保険」的な意味で代理店にお願いしています。

ちなみにいつも某大手代理店で予約するんですが、窓口ではなく電話予約センターなるものを利用しています。
窓口だと端末からアクセスできる範囲のある程度決まったパターンの中からしか選べないらしいんですが、電話予約センターだと「この日の何時頃に出発して、この日の何時頃に帰りたい」というフワッとしたお願いだけで、凄まじいスピードで窓口の何十倍もありそうな組み合わせから最も効率良く、かつ格安な便をご用意してもらえます。
その頼もしさたるや。

ちなみに今回はひさしぶりだったことと母が一緒だったこともあり、一応先に窓口で探してもらったんですが、散々待たされた挙げ句に「何をどうすればこんな鬼日程になるねーん!」みたいなとんでもないフライトスケジュールを提示されたので、丁重にお断りし家に帰って速攻予約センターに電話しました。
繋がってから30分もかからずに最適解を導き出し、出来るだけ安く、でも安心できるものを確保し支払い手続きのアレコレまで完結してくれたオペレーターのお姉さんには本当に感謝です。ボーナスいっぱい貰ってほしい。


ホテルは自力で予約する


台湾には何度か行っていて、母と一緒にそれなりのホテルに泊まったことも、1人でホステルみたいな安宿に泊まったこともあるんですが、今回は前回泊まって立地とコスパが過去イチ良くてお気に入りのホテルにしました。
1人なら色々新規開拓することもあるんですが、母が一緒なので自分が動き慣れたところにしておいた方が何かと安心なのと、私自身もひさしぶりの台湾だし体調も万全とは言えないので、下手に冒険はせず安牌を選びました。

まあそうでなくても普通にリピートしたいと思っていたので無問題。

予約はExpadiaとかBooking.comとかを使っていたんですが、このホテルに関してはホテルのHPから直接予約しています。早期予約プランとか色々選べるし日本語表示にも対応しているので、英語できなくても大丈夫。
先述の予約センターでホテルの予約も出来たらしいので比較したんですが、手数料諸々でやはり割高で「ご自身で予約できるのであればその方が安いので良いかと」とまで言ってくれたお姉さんありがとう。
まじでボーナスいっぱい貰ってほしい。

ちなみに1人旅をするようになってからというもの、ホテルの朝食プランは付けていません。現地のカフェやモーニングのお店を開拓して地元の人に混ざって食べる朝食の美味しさと楽しさを知ってしまったので。

母は「前に一緒に泊まったホテルの朝食バイキングが美味しかったんだけどなぁ…」と言っていましたが、美味しい美味しいと調子に乗って食べすぎて昼も夜もろくに食べられなかった苦い経験を忘れたとは言わせません。

さらに言えば、台湾は朝ごはん天国です。
地元の人も基本外食文化で朝からお店で食べることが多いので、あちこちに朝食めちゃウマなお店があるんです。これを楽しまずしてどうするのか。

ということを一通り説明して母には「ちゃんとめちゃウマローカル朝ごはんに連れて行くから!」と念押しして納得してもらいました。


とりあえず大枠は決まった

飛行機とホテル、日程が決まったので、急いで準備するものはこれで終わり。
あとは当日までに各々荷造り、私は母の希望を聞きながら行きたいお店や効率の良い動線を考えたりリサーチしたり、4年前で止まっている知識をアップデートしたりしながら、大好きな旅ノートをちまちま作ることになります。

これでいざ台湾に行くだけ!…とならずにトラブルが続出するんですが、その話はまた今度。



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