社畜のネバーランド

これは4/3のツイートです。

タイトルの元ネタはもちろん「約束のネバーランド」ですが、一昨日の朝にカフェで↓偶然頭に浮かんだものです。

元ネタ(筆者は読んでいませんが)は、孤児院で暮らす子供たちが実は鬼に食べられる家畜として育てられ出荷されていることを知り、脱出しようとするホラーアニメのようです。筆者はテレビも漫画も無縁の生活をしていますが、今月初めの旅行中に偶然テレビで実写版を観ての感想が冒頭のツイートでした。

実際の日本では子供時代から理不尽で意味不明な「ブラック校則」「ブラック部活」でひたすら思考停止と従順さ、そして忖度だけを叩き込まれます。そして里親ではなく企業へ社畜として出荷された後はラットレースを強いられます。多くの場合は年休やパワハラからの保護のような、法で定められた最低限の権利すら奪われて。
そして少なくない人が途中で心身を病んでボロボロになってしまいます。前職でも糖尿病の合併症や透析のためにしょっちゅう仕事を休む定年間近の人が何人もいました。あの人たちは抜け殻のようになったボロボロの体と心を抱え、定年後にどうやって生活していくのでしょうか。

筆者には鬼ではなく会社に文字通り人生を「食べられてしまった」ようにしか見えませんでした。しかも「約束のネバーランド」の孤児院(GFというそうです)の子供たちは出荷される直前までそれなりの暮らしのようですが、社畜は何十年も奴隷扱いです。しかもボロボロになった心身を抱えて何十年も生きることを強いられるので、もっと悲惨かもしれません。

筆者はそんな社畜生活からかろうじて逃げ出し、今は周囲にいる辛そうな人にアドバイスもしています。ただ「現状維持バイアス」もあってか、具体的なアドバイスをしても実行してくれないことがほとんどです。

大半の人は失うものなんかほぼ何もないんだし、今すぐ小さく始めればいいのに、と思うのですが。


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