夏燕 〜なつつばめ〜
曇天や飛び倦み居り夏燕 白月
長梅雨もそろそろ終わりそうですが、まだ雲は雨をたっぷりと含んでいる様子。
多分に湿気を含む空気に、雨の気配を感じているのか、若い燕が四羽、飛び倦(あぐ)んでいるように見えました。
季語は夏燕。
夏燕は、子育てに忙しく飛び回る親燕を指すことが多いようですが、僕のイメージは、だいぶん飛び慣れたものの、まだ巣立って間もないくらいの若い燕。
「燕の子」だと、巣にいて、餌を待っている雛の感じになっちゃうので、夏燕という季語を使ってみました。
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