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アラサー会社員が「出来る事”だけ”をやる人生をやめてみた」

今年私は30歳になりました。
早いもので社会人になってから7年経ちます。

そうすると、少しずつ組織の中で『出来る事』が増えてきます。
そうすると、少しずつ周りから『これをやってほしい』が増えてきます。
そうすると、少しずつ『ありがとう』が増えてきます。
そうすると、『ありがとう』を求めて『もっと周りの役に立とう』とします
そうすると、また『出来る事』が増えてきます。

『出来ること』が増える事はとても楽しいです。

私たちはそれをどんどん積み上げて行きます。
自分ならこの枠組みをこう考える。
このやり方をすればもっと効率よく成果が出せる。
こうして私たちの自主性はどんどん増して行きます。

組織の中でかなり高いパフォーマンスが出せるようになって行きます。

そしてまた大きな役割を与えられ、そこでの責任を果たしていく。社会人として、サラリーマンとして力を付けていく。出世していく。正直、出世頭だとも自覚している。

何も悪く無い。
何もいう事はない。
この環境において、不平不満を言う方が、おこがましい。
自分は十分恵まれた環境にいる。
恵まれた環境にいれることに感謝をしよう。

・・・

なのに、

それなのに、

どうしようもなく気になってしまう。
会社を辞めた後輩がベンチャー企業でバリバリ働いている事が。
就活に失敗した”はず”のあいつがキラキラ働いている事が。
好きな事をやります!と宣言し、フラフラ生きているように見えるあいつが。

心の中で鳴り響く。

なんなんだよ、と。

おれは出来ることをコツコツと真っ直ぐにやってきたのに。
会社の為に身を粉にして、働いてきているのに。

ふざけんな。

・・・・・

これは、僕が2020年『とあるもの』に出会う事なく2023年を迎えていたら思っていたであろうパラレルワールドの白木智洋です。

2020年、コロナが急速に広がり僕の仕事環境はいっぺんしました。

これまで、僕は、地主さんから土地を買う仕事をしていました。
土地を買う為になら、週8飲み会、電話1本即駆け付け、毎週末ゴルフも当たり前で、そんな世界で楽しく仕事をしていました。当時は本当に楽しかったです。飲み会も好きだし、ゴルフも好きだし。言うことなしの社会人生活を送っていました。

実はこの仕事、数億、数十億の金額を扱う為、基本は歴戦の猛者のような人たちで構成されており、入社1年目から用地仕入れの部署に配属される事は珍しい部門でした。

そんな部署で私は活躍をしました。

1年目から4年目まで毎年数百億の売上を作りました。

難しい案件も”飲み会”と”ゴルフ”と"根回し"と"フットワーク"と"ハードワーク"で乗り越えました。

その最中に訪れたのが、コロナでした。
飲み会を主戦場にしていた僕にとって、コロナは恐怖でした。
仕事をする場がなくなる恐怖です。急に武器がなくなった、戦えなくなったそんな感覚です。

一方でその恐怖は、僕に教えてくれました。
与えられた枠の中だけで、仕事をすることの脆さを。
もっと言うと、誰かの枠で人生を生きることの脆さを感じました。

世の中全体が一つの方向を向いて、これが正解だと大多数が共通認識を持っている時(その共通認識の良し悪しは別として)は、そんな脆さはなく、むしろ枠から”外れる”事が、実際生きづらくなりやすい傾向がありました。(高度経済成長時代の日本など)

現代はどうでしょうか。
最近は誰もが察しているように「正解」が分からなくなっています。
脳みそは空白を嫌う為、正解が分からないと人間はとても不安になります。だから頭の良い人が作った”正解”のように見えるものに集まります。
そこで、確かに豊かになれる人も多くいます。そのまま豊かに死んでいければそれでOKだと思います。

しかし、その”正解”は前述のとおりとんでもなく脆いです。
「やっぱり正解じゃなかったわ、ごめん」と簡単に言ってきます。

僕たちが「いやいやいや、その正解信じて来たのにどうすんのよ、責任取れんのかよ」と言っても後の祭りです。

つまり、誰かの正解に縋ることは「生殺与奪の権を他人に握らせている」ことに他ならないのです。握らせたまま豊かに生きれることにベッドするもの悪くないのかもしれませんが、冨岡義勇様がそんなの許してくれません。

鬼滅の刃、冨岡義勇様の名言

じゃあ「生殺与奪の権」を自分で握る為にはどうすれば良いのか。
それがタイトルにある「出来ること”だけ”をやる」のを”やめる”ことなのです。

「出来ること」は素晴らしい事です。
誰もが「出来る」ようになりたいと思っているはずです。
しかし冒頭に記載したとおり、「出来ること」だけで人生を満たすと気がつくと「誰かの枠」でパフォーマンスを出すことに人間は集中し始めます。特に優秀な会社員はその傾向が顕著だと思います。出来れば出来るほど評価されていき、会社内で出世していくシステムが完成しているからです。

だから僕たちは、ちょっとずつ、今はまだ「出来ないこと」をやっていく必要があるのです。

「出来ないことなんてやりたくないよ」

そんな声が聞こえて来そうです。そりゃそうです。
出来ないのは嫌です。けどやるのです。やるしかないんです。
「生殺与奪の権」を自分で握る為には、ね。

この「出来ないこと」に唯一自ら進んでいけるものが「やりたいこと」です。

なので、僕たちは心の底からやりたいと思っていることに、自覚的になる必要があります。とんでもなくやりたいから、今は出来なくても「やる」。

たったこれだけです。

誰からの要請でもなく、ただただ自分がやりたいことに目を向ける。
ここを尋常じゃないレベルで自覚的になる。
ぼんやりやりたいな〜ではなく、『自分の心がコレを求めていたんだと強く自覚し、もはやこれ以外やらなくていい!!!』
この領域までふかぼる必要があります。

通常の自己分析などではたどり着くのはとても大変です。
自分の嫌なことにも目を向け、抑圧にも目を向け、、、、あれでもないこれでもないと思考し、ようやく奥底にある「やりたいこと」が見つかります。

ちなみに、「やりたいこと」なんてないよ、と言う人がたまにいますが「やりたいこと」がない人はこの世に存在しません。これは断言できます。
なぜなら誰もが子供の頃は「やりたいこと」しかやっていなかったから。

この「やりたいこと」を尋常じゃないレベルで解像度高く見つけるのがコーチングなのです。そしてそのコーチングではその「やりたいこと」をベースに現在の自分では到底想像できないゴールを設定し、人生を非連続的に成長させる支援をします。

僕も3年前にコーチングを受け、そして学んだ事で、3年前からは全く予想がつかない生き方をしています。

3年前の自分は、僕自身が会社を立ち上げるなんて思っていなかったし、コーチングを提供している事も、コーチングを世の中により広めようと活動していることも、会社内で自らの部署を立ち上げ、新規事業及びブランドマネージャーをやっていることも、キャンピングカーを作っていることも、サウナと農泊施設を作っていることも、大手企業から新規事業の伴走を業務依頼されることも、柔術を始めて最初の試合で骨を折ることも、これっぽちも思っていませんでした。土地を買うことだけを極めていたら決して辿り着けなかった未来です。そしてその未来は、とんでもなく楽しいものでした。

こうなった背景の全てがコーチングによるものでした。

と、少しばかり長文を書いてしまいましたが、僕は現在プロコーチとして活動をしております。これまで200人以上にコーチングを提供し、「やりたいこと」の発掘そして「ゴール設定」と「ゴール達成」の支援をしてきました。

この記事を読んで、少しでもコーチングに興味を持ってくださった方がいたらぜひ一度お話ししましょう。
というかここまで読んでくださった方とは、お話ししたいです。待ってます!

以下URLから1 on 1をいつでも入れられるようにしています。
(いつまでオープンにしておくかは未定です。ぜひオープンしているうちに予定を入れてください!)

https://app.spirinc.com/patterns/availability-sharing/u_gkn-h6tRR_jdpwX4rj4/confirm


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