愉快な数学･･･時計の秘密（2）

まるで
時計の秘密があるかのように
それは
壁の上から
私を
見下ろしていた

秘密を
解き明かすには･･･？

恐る恐る
「１･･･だよね、
うん、５だ･･･」と
答え合わせをしていくが
深く考え
深く読み解こうとする私は
正しいことを知りたくて

「数学」を生業とする人に
聞いてみた

実に丁寧に教えてくれた
数学者なので
矛盾も
説明してくれた

理路整然とした話は
実に
スッキリした

きちんと答えがわかった上で
これは
「楽しい数学」だと
気付く

この悩ましい時間を
与えることで
謎解きのように
「時計の秘密」にすることで
誰かを
楽しませたかったんだと･･･

これは
「ユーモア」というモノで
楽しめばいいんだと
そう教えてくれたような気がする

この時計のようなモノを
最初にみつけた時
壁の上から
何か挑戦状を
突きつけられ
あざ笑われ
突き放され
恐怖さえ
感じた私は

しばらくして
その笑いが
「ニッコリ」に
変わったことに
気づく

何も
恐れることはない

「数学は愉快だよ」