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「命」を~話すのではなく語る…Ep2

その時
あおい蝶々が迎えに来ました。

その「あお」は今まで見たこともない「あお」
「輝青」「深青」「煌青」「照青」「白青」
見たことがないのだから
言葉として ない

その時は
とても気持ちよかった
その気持ちよさに
浸っていたかった
誘惑とも言える
その誘惑に負けそうになる
ずっと導かれていきたくなる

そのまま行ってしまえば
逝くことになる
どこかでそう気づいているのです
アラームが鳴るように
気づかせようとするのです
無視したい自分と
誘惑に浸りたい自分
どうでもいいと言う自分

いつの間にか
蝶々は
私を置いて飛んで行ってしまったから
こうして
まだ
命の辛酸を
なめている私がいる

ここに残っているのです
残肖として