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職場の人物相関図を作ってみよう

会社員が働く上で必ず組織に属する必要があります。円滑な人間関係を構築し快適な会社員ライフを送るためにも周りの状況を把握することから始めてみてください。今回はドラマなどで出てくる人物相関図の作り方とポイントを説明します。

例題
とある会社で働くあなたは、とある部署に異動になりました。異動初日から部署内の空気が重く、みんなピリピリしている感じがしました。心配になったあなたは同僚Dに声を掛けましたが多くを語ってくれません。
さて、あなたは今後この部署でどのように振舞えばいいのでしょうか…

STEP1.登場人物の洗い出し

登場人物

まずは登場人物の洗い出しをしてください。ここでは、役職などの肩書きやあなたとの関係性など分かりやすく書き出します。

STEP2.登場人物の分析

登場人物の分析

次にあなたなりの分析をして、印象を端的に記録していきます。主観・直感で構いません。よくわからない場合は、日頃から人間観察をして、その人の特徴を捉えられるように会話をしてみてください。

STEP3.心の声に耳を傾ける

心の声

ここではそれぞれの人が他者に対してどう思っているのか、吹き出しをつけて代弁してみてください。その際、ネガティブ発言かポジティブ発言かを色分けしておくと整理しやすくなります。

STEP4.登場人物を図式化する

登場人物

それではここからは図式化に入ります。あなた以外の登場人物を並べてください。

STEP5.登場人物の立ち位置と距離感

登場人物を配置

次に分析結果と心の声をもとに、それぞれの距離感を考察しながら立ち位置を決めていきます。キーマンを中心に持ってくると距離感が見えやすくなります。
この図では、他人に興味のない先輩リーダーCが離れた位置にいるのがわかります。

STEP6.心のベクトルで線を引く

心のベクトル

心の声をもとに人物間を線で結びます。その際、どの感情がどこに向かっているのか、それがネガティブ発言かポジティブ発言かわかるように色分けします。
この図から、友好的な関係か一方通行(片想い)かが見えてきます。

STEP7.あなたの役割を考えてみる

あなたの役割は

最後にあなたがどの立ち位置に入り、そして、どのように接していくべきか考えてみてください。作成した人物相関図はあくまでもあなたの主観であり、思い込みであることは忘れてはいけません。

あなたの介入により今までの人物相関図は違った色を見せてきます。あなた自身の言動で色とりどりの職場環境を構築してください。

まとめ

画像はイメージです

これまでを通して人物相関図が書けているあなたは、周りのことをよく見て深く知ることができていると思います。人物相関図を書くことは相手を観察して理解することです。

職場から少しでもネガティブ発言をなくし、メンバーのポテンシャルを発揮させることが出来れば、あなた自身の負担も減り働きやすい職場になります。ぜひ相手を観察し人物相関図を書いてみてください。

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